ガンダムW
1719話
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、地球に戻ってきているのは確認されている』
要注意人物か。まぁ、そうだろうな。
バルジを使ってコロニーを人質にして降伏を迫ってくるような奴だ。
おまけに色仕掛けでコロニーの1つをOZ側に引き込むという裏技も行っている。
普通に考えれば、何をやるのか分からないという意味で要注意人物と考えられてもおかしくはない。
問題は……今のレディ・アンが、いわゆる綺麗なレディ・アンになってるのかどうかという事だ。
トレーズ教の狂信者のままか、綺麗なレディ・アンか。
そのどちらかで、危険度は大きく違う。
この3人に比べれば、ノインの危険度はそこまで多くはないだろう。
勿論有能さという意味では決してゼクスに劣っている訳ではない。
だが、ノインは強烈なまでに女だ。
同じ女という意味ではレディ・アンもいるが、あっちはトレーズ教の狂信者なのに対して、ノインは女としてゼクスを求めている。
それは、原作でも如実に表れているだろう。
だからこそ、そこまで凶悪な真似をしたりはしないんだろうが……逆に言えばゼクスが望んだり、ゼクスの為であれば多少の無茶は行うという事でもある。
実際、俺がゼクスを捕らえて連合軍に引き渡した後で、ゼクスを助ける為に奇襲を仕掛けてきたのだから。
……それでも最後の一線を守るのが、レディ・アンとの違いだろうが。
「そうか。誰の行方も分からないか。……こちらに味方している戦力が多いというのは嬉しい事態で、明確に敵対している勢力もトレーズ派くらいしか残っていない。にも関わらず、トレーズ達の居場所が分からないというのは、ちょっと不気味だな」
『うむ。こちらもそれなりに手をつくしてはいるのだがな』
何だかんだと、やっぱりトレーズは有能だったという事だろう。
厄介な……非常に厄介な事に。
「とにかく、出来るだけ調査の方を優先してくれ。向こうが使える戦力は、今となってはもうトレーズ派くらいしかないが……」
『分かった。そうさせて貰おう』
「今回の件の報酬については、勿論後で凛の方から交渉させて貰うから、そのつもりでな」
『……出来るだけ、お手柔らかに頼むよ』
ノベンタが苦笑を浮かべつつもその言葉に頷き、俺達は交渉……実際にはロームフェラ財団の降伏交渉についての交渉に参加する段取りを話し合うのだった。
「あー……ま、そんなこったろうと思ってたよ。ただ、まさかこうも一気に話が進むとは思わなかったけどよ」
地球に降りてきた俺達が、ロームフェラ財団の降伏に関する交渉に参加するという話を聞いて、まず最初に口を開いたのはデュオだった。
その言葉通り、何となく仕事があるというのは分かっていたのだろう。
少しだけ不満そうにしているが、それは表向きのようなも
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