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転生とらぶる
ガンダムW
1719話
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 いや、勿論中東連合やサンクキングダムであれば俺達シャドウミラーの参加について喜んで賛成してくれるだろう。
 だが、逆にロームフェラ財団の人間にとって、俺達シャドウミラーはそれこそ諸悪の根源、疫病神といった代物に近い。
 そうである以上、交渉で揉める事になるのは間違いないと思うんだがな。
 そんな俺の考えを理解したのか、ノベンタは分かっていると頷きを返す。

『無論、この件ではロームフェラ財団側は面白くないだろう。だが、現在の状況を考えれば、こちらの要望を突っぱねるような事は出来んよ。もしそんな真似をした場合、困るのは向こうなのだからな』
「なるほど」

 ようは、どうしても俺達が交渉に参加しなければならないという訳ではなく、ロームフェラ財団に対する手札の1つという事だろう。
 基本的に温厚な性格をしているノベンタだが、そのノベンタがここまでやるという事は……相当にロームフェラ財団に思うところがあるらしい。
 原作だとロームフェラ財団……いや、OZの策略でヒイロに殺されてしまったのだから、当然か。

「まぁ、そこまで考えているのなら、話は分かった。いいだろう、参加させて貰うよ。ただ……それとは別に、ちょっと調べて貰いたい事がある」
『ふむ? 何かな? シャドウミラーには色々と無理をさせているのだから、こちらで出来る事であれば可能な限り協力しよう』
「助かる。それで調べて貰いたい事だが、トレーズ・クシュリナーダ、レディ・アン、ゼクス・マーキス、ルクレツィア・ノイン。以上4人が現在どこにいるのかを調べて欲しい」

 他にもドクターJやH教授、カーンズといった面子の行方も調べて欲しいとは思うが、今はそれよりもトレーズ達の行方の方が重要だ。

『ふむ、トレーズ・クシュリナーダの行方はこちらでも分かっておらん。色々と手を尽くして調べているのだが……ゼクス・マーキスは、何度か戦場で見られているが、ある時を境にしてさっぱりと見なくなった』
「俺達との戦闘か」

 呟く言葉に、ノベンタは頷きを返す。
 俺達との戦い……財団派との戦いの時の事だ。
 トールギスUでウイングゼロに挑み、何も出来ずに負けたゼクス。
 そのゼクスに、トレーズが開発している新型MS――エピオン――の存在を仄めかして以降、その行方は分からない。
 トレーズに辿り着いたのかどうか、その辺もまだ分かっていない状況なのだが……連合軍の方でも行方は掴めていないが。
 OZのトップエースとして有名なゼクスは、連合軍にとっても行方を注視している人物の筈だ。
 それでも完全に行方を眩ましているという事は……もうトレーズの下に辿り着いたと考えてもいいのか?

『そして、連合軍でも要注意人物として探してるレディ・アンは……こちらも残念ながら見つかってはいない。ただ
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