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ドリトル先生と悩める画家
第六幕その十一

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「行くことになるよ」
「成程、それじゃあお話してみましょう」
「太田さんご自身にね」
「大阪の色々な場所を巡ってはどうかって」
「そう提案するのね」
「うん、ここはね」
 まさにというのでした、
「彼に提案してみるよ」
「それじゃあね」
「すぐに太田さんにお話しましょう」
「あの人ご自身に」
「そうね」
「うん、思い立ったらだよ」 
 まさにとです、先生はすぐにでした。
 太田さんに携帯で連絡しました、そうして太田さんにそうアドバイスすると電話の向こうからこうした答えが返ってきました。
「そうですか、大阪に」
「うん、どうかな」
「いいですね」 
 こう答えが返ってきました。
「やってみます」
「そうするんだね」
「日曜にでも」
「例えば君の近所は住吉大社だね」
「あそこに行ってですね」
「じっくりと観ればね」 
 そうすればというのです。
「若しかしたら」
「そうですね、そうしてみます」
「いいヒントがそこにあるかも知れないね」
「そうします、後は」
「後は?」
「四天王寺とかも行って」
 そうしてというのです。
「スランプを抜け出すヒントを探してきます」
「それじゃあね」
「何とか、それとですが」
「それと?」
「神戸でもそうします」
 大阪だけでなく、です。
「スランプを抜け出るまで」
「神戸の名所もだね」
「回ってみます」
「それもいいね」 
 先生は太田さんの言葉を受けて感心して言いました。
「そうして動くんだね」
「そうします」
「そうしたことについても」
「そのつもりです」
「君は思ったら動くね」
「自分でもそう思います」
 そうしたタイプと、です。
「ですから」
「それでだね」
「そうしてみます、奈良や京都も行けたら」
「行ってそして」
「色々と観てみます」
 そうした場所の名所もというのです。
「そうしてみます」
「古都も、そういえば」
 古都とご自身で言ってです、先生はこのことにも気付きました。
「大阪も兵庫もね」
「古都になりますね」
「難波宮、それに福原だね」
「そうでしたね」
「近江もそうだったしね」
 滋賀もというのです。
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