267部分:第二十二話 ガルフォード、見てはいけないものを見るのことその十一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
見回りで気付かれない人間なんていないわよ」
「そうだよな。じゃあ俺が見たのはやっぱり夢か」
「きっとそうよ。疲れているのではなくて?」
荀ケはガルフォードを本気で気遣っていた。
「覇王丸程じゃないけれどあんたも立派な心の持ち主なんだから無理をしたら駄目よ」
「そこで覇王丸が出るのかよ」
「まあね。それはね」
それについてはいささかバツが悪そうに返す荀ケだった。
「それでもよ。あんたも思うところがあってあえて故郷を出たのよね」
「ああ、そうさ」
「それで犬達まで助けて密航までして忍者になって正義の為に戦う」
それこそがガルフォードだった。
「そうそうできることじゃないから」
「だから無理するなっていうのか」
「少なくとも休める時には休みなさい」
やはりガルフォードを気遣っていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ