この子の名前は・・・
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ユウ「ガキだからなんだ!!こんな舐めた事言うガキ…死にてぇなら俺が殺してやるよ!!!」
俺は目を光らせながら言う。【川神鉄心や最強の弟子ケンイチの長老達みたいな感じ】その光景を見たゾロやサンジは、本気で危ないと思ったのか俺とガキの前に立つ。
ゾロ「おいユウ!」
サンジ「少し落ち着けって」
しかし俺は、2人の言葉に耳を傾けない。すると今度は、ナミやロビン、ビビ、レモーネが止めて来た。
ナミ「お兄ちゃん!さすがにやりすぎよ!!」
ビビ「そうですよユウさん!」
レモーネ「子供の言った事じゃない!!」
ロビン「そうよ。少しは落ち着いて」
ユウ「…分かった」
四人の言葉に、俺はようやく落ち着いた。
ユウ「少し外に出てくる。サンジ、俺の分は避けといてくれ」
サンジ「あ、ああ…」
そして俺はキッチンから出て行った。因みに子供は俺が怖かったのか涙を流していた。俺は船首に行き海を眺める。
ユウ「……」
あ〜あ。あいつ、昔の俺やナミとダブるんだよな。だから許せなかったんだ。簡単に命を粗末にする事を…
ナミ「お兄ちゃん」
ユウ「…ナミ」
振り返ると、ナミが毛布を持って来ていた。
ナミ「これ、そのままじゃ風邪ひくよ」
何時の間にか降ってた雪。俺の体などにも結構積もっていた。
ユウ「悪いな。気が付かなかった」
ナミ「……」
俺は毛布をかぶると、ナミがそのまま一緒に入ってくる。
ユウ「ナミ?」
ナミ「ユウお兄ちゃん…昔の事思い出してた?」
ユウ「…ナミにはお見通しか。ああ、あいつ昔の俺やナミ達と被って見えたんだよ。だからだな、あれだけ怒ったのは」
ナミ「そっか」
ナミは俺にギュッと抱き着く。
ナミ「確かにあの子は、昔のあたし達にそっくりね。生きる希望も何もなかった。でも、生きていればお兄ちゃんみたいにそいつを倒してくれる相手がいる。だから…」
ユウ「…そうだな」
俺もナミの肩を抱き寄せる。
ナミ「お兄ちゃん…チュッ」
ナミは俺にキスをする。
ユウ「急にどうしたんだ?」
ナミ「別に。ただしたかっただけ」
ユウ「そうか」
それから暫く、俺達は海を眺めていたのだった。
ビビ「いいなナミさん」
レモーネ「抜け駆けよね」
ロビン「いいじゃない。私達も後でしてもらえば」
女性達はそんな会話をしていた。
サンジ「おんのれぇぇぇユウぅぅぅぅぅぅぅ!!!!我が愛しのナミさんとあんな羨ましい事をぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
ゾロ「何言ってんだこのアホは」
サンジ「なんだとマリモ野郎!!」
ゾロ「んだとエロ眉コック!!」
ウソッ
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