第十七話
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れなかった。
一体この夢がなんだったのか、最早推測することもできないが、まぁ、あまり良くない夢だということは分かった。
ここで俺は、目覚まし時計鳴っている事に気づいた。
「あー、もうそんな時間か……。」
俺は重い体を起こして、立ち上がった。
俺は寝間着に使っているジャージを持って、部屋を出た。
―入渠ドック―
「ふぃー。いい湯だわー。」
俺はドックの中に入って、湯船に浸かっていた。俺はこのドックに入るのは初めてだが、確かに疲れが取れる感じがする。
「…………。」
俺は自分の身体を改めてまじまじと見た。同年代の男子の中でも、少し細めの身体。体つきは完全に男だ。
…………でも、ここに来て一週間だけど、未だに俺が艦娘になった理由が分からない。
そもそも女の子しか艦娘になれないってこと自体、理由が分かってないのだ。俺が艦娘になった事が分かる筈もない。
かと言って、俺の身体が女子のそれになっているかと言えばそうではない。完全に男だ。
……まぁ、そこはもういくら考えても仕方ない。今はゆっくり確かに湯船に浸かっていよう。
ガラガラガラ
え、まって。
今、ドックの扉の開く音がした。
俺は思わずそちらの方向を見てしまった。俺がもう少し冷静だったら、そのまま壁の方向を見ていただろう。
「ん?誰か入ってるのか?」
そこには、一糸纏わぬ姿で立っている、木曾の姿があった。
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