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奇妙な暗殺教室
テストの時間 前編
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ゃない?」



「んん?そんな事無いですよ?」



嘘つけ…昨日の理事長に言われた事に対抗してんだろ?まぁここでなにもしないんじゃあ



「次のプリントを寄越しな…殺せんせー」



「ヌルフフフ…東城君。既に5枚目ですが余裕そうですね」



「五月蝿せぇ……良いから次のプリントを寄越しなちゃっちゃと解いてやるよ」




男が廃るよな?殺せんせー











「ぜー…ぜー…」



マッハ20を誇る殺せんせーでも流石にあそこまで動いてばてないわけがなく、椅子に座り込んで団扇を仰いでいた。まぁかく言う俺も…


「あぁ……頭いてぇ……」



「まぁ殺せんせーにあんだけ詰め込まれたらそうなるよねぇ〜」


「はは!でも、ジョジョがへばってる所なんて始めてみたぜ」


「………やかましいぞ中村、杉野。ちょっと飛ばしすぎて頭が痛いだけだ。」



あと、中村…カルマみたいな悪どい笑みを浮かべながら写真を撮るな携帯折るぞ?


「まぁジョジョは兎も角…流石に相当疲れたみたいだな」


「今なら殺れるかな」


「なんでここまで一生懸命に先生をすんのかね〜」


おいおいそんなの決まってんだろ?男には自分のプライドを守る為に意地でも避けて通られない闘いがあるんだよ



「ヌルフフフ、全ては君たちのテストの点を上げるためです。そうすれば…



『殺せんせ〜!!おかげでいい点取れたよ??もう殺せんせーの授業無しじゃいられない??殺すなんて出来ないよ??』



『先生??私達にも勉強を教えて??』



となって殺される危険も無くなり先生には良い事づくめ」



すまん、前言撤回だ。ジジイにも勝るとも劣らないゲス教師が……こんな奴が先生をやってんだ。



だが、そのセリフを聞いた時、クラスメイト全員が暗い顔をしていた。



「…いや、勉強の方はそれなりでいいよな」


「うん、なんたって暗殺すれば賞金100億だし」


「100億あれば成績悪くてもその後の人生バラ色だしさ」



「にゅや!そういう考えをしてきますか??」


「俺たちエンドのE組だぜ、殺せんせー」


「テストなんかより…暗殺の方がよほど身近なチャンスなんだよ」


「……」


成る程、理事長の教育はここまであいつらに劣等感をいう根を下ろしていたのか…まぁこっちに来てから感じてはいたが、ここまでとわね…



「成る程…今の君たちは暗殺者の資格はありませんね……全員校庭に出なさい。」






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