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提督はBarにいる。
提督式・ニンジン克服プログラム その1
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これなら毎朝の習慣に出来るし、レディを気取っている暁なら絶対に食い付く」

「司令官さん……辛辣すぎるのです」

 とは言え、提督のやり方は有効なので電はレシピを貰って帰り、電と響に協力を要請して今に至る。




《ニンジン臭さを感じさせない!ニンジンとリンゴのスムージー》

・人参:1/2本

・リンゴ:1/4個

・豆乳(または牛乳):150cc

・レモン汁:小さじ1

・ハチミツ:小さじ1


 作り方としては至極単純だ。細かく刻んだリンゴと人参を、豆乳、レモン汁、ハチミツと共にジューサーに入れて、滑らかになるまでジューサーにかけるだけ。ポイントとしては味の強いフルーツを加える事で人参の味を誤魔化し、ハチミツとレモン汁で甘味と酸味をプラス。水ではなく豆乳を使う事でまろやかさもプラスしてやれば、気付かれる可能性はかなり低くなる。飲む時に冷えている方がいいなら、氷を2つか3つ一緒に入れてジューサーにかけるといいだろう。味を変えるなら豆乳をヨーグルトに変えたり、合わせるフルーツを変えれば飽きも来ない。

「できたー?」
   
「出来たわ、リンゴのスムージーよ!」
 
 雷がコップに移し代え、暁に差し出した。暁は疑う事もなく、コップを受け取ってグビグビと飲み始めた。飲んでいる最中に気づかれないかと固唾を飲んで見守る3人。

「ぷっはぁ!美味しいジュースねこれ!……あれ、皆飲まないの?」

「まっ、まさかぁ!飲むわよ、ねぇ?」

「勿論さ」

「美味しいのです!」

 言えない。暁の様子を見守るのが忙しくて飲むのを忘れてた、なんて言えない。急いでスムージーを飲み始めるが、確かに美味しい。しかも人参の臭いがほとんどしない。これならイケるかも?と電達は思い始めた。
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