提督式・ニンジン克服プログラム その1
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
これなら毎朝の習慣に出来るし、レディを気取っている暁なら絶対に食い付く」
「司令官さん……辛辣すぎるのです」
とは言え、提督のやり方は有効なので電はレシピを貰って帰り、電と響に協力を要請して今に至る。
《ニンジン臭さを感じさせない!ニンジンとリンゴのスムージー》
・人参:1/2本
・リンゴ:1/4個
・豆乳(または牛乳):150cc
・レモン汁:小さじ1
・ハチミツ:小さじ1
作り方としては至極単純だ。細かく刻んだリンゴと人参を、豆乳、レモン汁、ハチミツと共にジューサーに入れて、滑らかになるまでジューサーにかけるだけ。ポイントとしては味の強いフルーツを加える事で人参の味を誤魔化し、ハチミツとレモン汁で甘味と酸味をプラス。水ではなく豆乳を使う事でまろやかさもプラスしてやれば、気付かれる可能性はかなり低くなる。飲む時に冷えている方がいいなら、氷を2つか3つ一緒に入れてジューサーにかけるといいだろう。味を変えるなら豆乳をヨーグルトに変えたり、合わせるフルーツを変えれば飽きも来ない。
「できたー?」
「出来たわ、リンゴのスムージーよ!」
雷がコップに移し代え、暁に差し出した。暁は疑う事もなく、コップを受け取ってグビグビと飲み始めた。飲んでいる最中に気づかれないかと固唾を飲んで見守る3人。
「ぷっはぁ!美味しいジュースねこれ!……あれ、皆飲まないの?」
「まっ、まさかぁ!飲むわよ、ねぇ?」
「勿論さ」
「美味しいのです!」
言えない。暁の様子を見守るのが忙しくて飲むのを忘れてた、なんて言えない。急いでスムージーを飲み始めるが、確かに美味しい。しかも人参の臭いがほとんどしない。これならイケるかも?と電達は思い始めた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ