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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
60死にまくり能力?
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けの食料を食べ、残りを薬物や酒に変えず、虫を取り除いて食う穀物、虫のフンの匂いがする穀類を買って鳥にやった。
 その次の日も、次の日も、命が続く限り穀類を撒いて、自分のあの世への渡し賃を支払い続けた。
 戦後が終わって公園ができて整備され、バラックや自分たちの住処を撤去する労働に駆り出されプレハブのタコ部屋に住み、市営県営の住宅が建設されて労働者として働き、その間もずっと自分の渡し賃を支払い続けて数十年が経った。
 戦場や戦後の荒れた生活で身体を壊していたカズマは、その時は40歳ぐらいで死んだ。もの凄い長生きをした人生だった。
 浮浪者同然のボロ雑巾には、もう仕事も無く路上で生活して、なんの財産も持っていなかったが、その死体の周りには、スズメ、ハト、ムクドリ、ヒヨドリ、カラス、野良猫、野良犬、ネズミ、イタチ、タヌキ、大量の動物の霊が集い、生前と同じく合唱を続けていた。
「ありがとう」
「美味しかった」
「お陰で冬を越せた」
「子供を間引かずに生き残らせてやれた」
「病気で死ぬまで食い物に困らなかった」
「煮干しと猫缶が美味しかった」
 チューチュルチューチュル、ポッポポッポ、クルックー、キュルルル、ヒーーヒーー、カアカア、ニャーニャー、ワンワン、あらゆる歌声が響き、起き上がったカズマの霊の肩にも頭にも留まり、生前のように歌って、耳たぶをついばんでエサを強請った。
 生きているカラスもスズメもハトも、カズマの死体の周りを回って踊り、せめてその聖体を拝領して自らの血肉にしようとしてついばみ、ネズミもイタチもネコ犬もかじり取って食べた。
「お前達……」
 あの世への渡し賃として支払った物は、「天に積み上げる財産」として数えられ、ついに現世へと落とされた呪いを解かれ、前世の罪や天での罪の代償を支払い終えて、ようやくこの世での勘定を終えた。
 支払い終わって有り余るほど支払っていた。

 天の使いであり、魂が堕とされて地上という名の煉獄に降りるのを見張るスズメ、その魂を天から運ぶハト、悪人を見てさらなる地獄へ落とすカラス、畜生道に落とされた貧しい生き物達、それらの推薦、数十年に及ぶ食べ物を買って運んで与え続けた労力は、数万羽、数十万羽の鳥の感謝と共に天に贈られ、何の抵抗も無く、本物の天使達に誰何されることもなく天に召された。
 やがてこの世の煉獄の中からまだマシな場所、72人の乙女(フーリー)と交わることが許される場所に送られた。
 毎日百人の処女が与えられ、交わるのを許される天国へと導かれた。

 ゆんゆん部屋
「カズマ、よくも私の同級生全員と、紅魔族の若い女全員と浮気してくれましたね?」
 その日の天国?は、めぐみんのビンタによって始まった。
 コピーカズマでこの扱いなので、隣室で年上の紅魔族の未婚の女全員と浮気した
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