暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
旧校舎のディアボロス
黒歌との出会い
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がそこまで私を助けるにゃ!? あんたと一緒にいればまたあの悪魔が襲ってくるにゃ!!」

 「その時はその時だ。それと、今は夜だから静かにな」

 「だから私の話を聞くにゃーーッ!!」
喚く黒歌を無視し家に向かう。傍から見たら女を連れ込もうとする男にしか見えないが、大丈夫だろ。
道中黒歌は俺が離さないと分かったのか、諦めた感じで俺に引っ張られていた。




 「お帰りなさいトーヤさ・・・後ろの女性は誰ですか?」
無事に家に着きリビングに向かうと、すでにアーシアが夕食準備をしていた。気づき駆け寄ってくるが後ろにいた黒歌を見て動きが止まった・・・何か不味かったか?

 「アーシア。黒歌を治療してくれないか? 悪魔に襲われてケガをしてる」

 「え!? そうなんですか!! 分かりました。ソファーに座らせてください」
言われた通りソファーに座らせると、さっそく治療に取り掛かった。

 「じゃぁ後は任せた」
そうアーシアに伝え、俺はリビングを出る。




黒歌side
私は助けてくれた人間の家に連れ込まれて、少女に治療を受けていた。悪魔に転生した私の傷を治すのは特別な薬じゃないと治せないはずなのに・・・。

 「大丈夫ですか?」
アーシアとか言う女が傷口に手をかざすと淡い緑色の光が発して、傷を治していった。

 「それ、もしかして・・・」

 「はい。これは神器、聖母の瞳です。どんな傷でも治せるんです。たとえ悪魔さんでも・・・はい。もう大丈夫です」
え? 自分の体を見てみると、傷だらけだった体が治っていた。あれだけの傷を数分で・・・。

 「ありがとう、助かったわ」
立ち上がり家を出ようとしたけど、足にうまく力が入らずソファーに倒れこんだ。

 「ああ! ダメですよ。傷が治っても疲れはとれないんですから」
アーシアが心配そうに近づいてくる。この子も案外お節介焼きなのかも。

 「あなた、私が怖くないにゃ? 素性が分からない相手を助けるなんて・・・」

 「そうですね。普通はこんなことしませんよね。でも、ケガをしてる人を放っておくなんて私にはできません」
ニッコリと笑うアーシアには、まっすぐな子だと分かった。
逆にその素直さを利用されそうね。

 「治療は終わったか?」
声の方へ向くとアイツがいた。長ズボンにTシャツに、バスタオルで濡れた髪を拭いているアイツが見てた。




棟夜side
風呂から上がると、治療が終わったとこだった。テーブルを見ると夕食の準備の途中らしく、中途半端に置かれていた。

 「アーシア、まだ食べてなかったのか?」

 「あ、はい。今日は使い魔の森に行ってたら遅くなってしまって、すみません」

 「謝らなくていい。それより
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