旧校舎のディアボロス
黒歌との出会い
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りの攻撃に対応しきれず、串刺しにされ死に絶えた・・・いや。一人だけ、あの不良じみた悪魔だけは腕一本で済んでいた。
「グッ・・・この、人間風情がぁ!」
「そうやって見下してるから痛い目にあうのさ。バーカ」
悪魔に突き刺さった剣が消えると、あたりに血の匂いが充満した。
同時に周辺を覆っていた結界が壊れ元に戻っていた。瞬間、見知った魔方陣が形成されていった。魔方陣を見た悪魔が一瞬驚愕した後、俺を睨みつけてきた。
「! チィッ。このタイミングで!! 人間ッ!貴様に受けたこの傷は一生忘れん。必ず報復に来るぞ!!」
そういい残し魔方陣で逃げていった。もう会いたく無いんだけどな・・・。
魔方陣強く光ると、リアスと朱乃が現れ周囲を見渡し死体の悪魔に目を向けてから、俺に声をかけてきた。
「これはどういう状況だったのかしらトーヤ。それに後ろの人は・・・」
気づいたか。ここで黒歌がはぐれ悪魔と知られるのはまずいな。リアスに指摘され、ピクっと黒歌が僅かに動き逃げようとするが腕をつかみ引きとめた。
「・・・この女性が悪魔に襲われてたから、助けたんだ」
「そう・・・その女性と話せるかしら?」
「悪いが、襲われたせいでかなり怖がって動揺してるんだ・・・ここは俺に任せてくれないか? 明日部室で全部話す」
「・・・そう、分かったわ。トーヤはその女性のことをお願いするわ。明日詳しく話を聞かせてもらうわ。行きましょう朱乃」
「はい部長。それではトーヤ君。おやすみなさい」
朱乃が魔方陣を出現させ、再びジャンプした。
フィ〜、何とか大丈夫のようだな。
「ねぇ。何で私を助けたの?」
いなくなったのを察した黒歌が問いかけてくる。振り向くと、俺を警戒してるようで鋭い目で見てくる。そこまで警戒せんでも・・・。
「ならあのまま捕まって、何かされた方が良かったのか?」
俺が聞くと、顔をそらし答えなかった・・・無視かい。
それはそうとこの死体をどうするかね。う〜ん。次元の向こう側に捨てるか。
軍神マルスを顕現させ、魔力をフル出力で剣に回し空を斬ると次元が裂けたのでそこに悪魔を放り込む。
次元の裂け目が閉じて問題は解決っと!
後処理を終え振り返ると、何黒歌が歩き出していた。
「おいおい。行くあてがあるのか?」
「・・・別にないわよ。逃げながらでもあいつらを振り切るわ」
「そんな傷だらけな体で逃げ切れんのか? 今度こそ捕まるぞ」
「アンタには関係ないことよ。これ以上私に関わらないで」
「そうか・・・なら家にきんしゃい」
「え? ちょッ!? 離すにゃ!!」
俺は黒歌の腕を取り家に引っ張っていく。黒歌は逃げようと俺の腕を殴ったりした。
「どうしてアンタ
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