旧校舎のディアボロス
使い魔ゲットします!
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!」
-バリバリバリバリッ!-
「アガガガガガガッ!?」
俺はまた雷を食らって、今度こそ地面に突っ伏した。
「一誠さん!」
アーシアが近づこうとしたが、先に蒼雷龍がアーシアの肩に下りた。
「・・・これは」
「そいつは敵と認識した相手しか攻撃しないんだぜぃ。つまり少年とスライムが金髪の美少女を襲ったと思ったんだぜぃ」
「と言う事は、つまり」
ス・・・蒼雷龍はアーシアに懐いたって事か?
「可愛い」
「決まりだな。美少女、使い魔ゲットだぜぃッ!」
「・・・ア、アーシア・アルジェントの名において命ず! 汝、我が使い魔として、契約に応じよ!」
森の入り口に戻ってきた俺たち。目の前でアーシアが緑色の光を放つ魔方陣を展開していた。魔方陣の中央には蒼雷龍・・・子ドラゴンがいて、アーシアと使い魔の契約儀式を執り行っている。
初心者のアーシアなので朱乃さんがサポートしている。でも、順調に契約儀式は進んでいるし、朱乃のさんも安心のご様子だ。俺と違ってアーシアは優秀だよね。
そうこうしている内に魔方陣の光が消えていく。契約が完了したのか、子ドラゴンがアーシアのもとへ羽ばたきじゃれつく。
「うふふ。くすぐったいです。ラッセーくん」
「ラッセー?」
俺が子ドラゴンの名前らしきものに疑問を持つと、アーシアが答える。
「はい。雷撃を放つ子ですし、イッセーさんからも名前をいただきました。雷撃を放ちながらもイッセーさんみたいに元気な子でいてほしいと思ったので。・・・迷惑でしたか?」
「いや、それは良いけどさ・・・まあ、良いや。よろしくな、ラッセー」
俺が子ドラゴンに近づいた瞬間、体が蒼く発光して・・・。
-ビリビリビリビリビリ!-
「ウガァァァァ!」
・・・な、何故ラッセーくんが俺に無慈悲な電撃を?
「あ、言うの忘れたがドラゴンのオスは他の生物のオスが大嫌いなんだぜぃ」
それを先に言えぇぇぇぇぇ!
「やんちゃね、ラッセーは」
「うぅぅ。どうして死んだ!? 我が友スラ太郎! あの素晴らしい力をぜひともこの手に!!」
「・・・・・・スケベ死すべし」
小猫ちゃんのキツイ一言が俺の心をえぐる。
こうして、壮絶な使い魔探しは終えたのだった。
???side
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
深夜。私は息を切らしながらも必死に走り続ける!
早く! 安全な場所に逃げ込まないと。
「見つけたぞ黒歌!」
! 背後から飛んできた魔力を避け損ねて足をかすめる。
倒れこむ私を睨みつけ近づいてくる悪魔。
「散々逃げ回りやがって・・・年貢の納め時だな黒歌」
「ウゥッ!」
男が近づいて私の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ