旧校舎のディアボロス
使い魔ゲットします!
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何て素敵な展開!」
-ドゴッ!-
子猫ちゃんが大事な部分を隠しながら俺を殴る。
「ぬごぉっ!」
「・・・見ないでください」
「そんなこと言ったって、皆のピンチ黙ってられなくて・・・」
その間もスライムは下着をどんどん溶かしていく。
「うぅ・・・これじゃ魔力も使えないわ」
「あらあら、これは困りましたわ」
部長! その前に、脳内保存脳内保存!
俺の後ろで木場が顔についたスライムを剥がそうと奮闘中だが、俺の知ったことじゃない!
「こいつは布地を主食とするスライムだぜぃ。女性の衣類を溶かす以外害は無いんだが」
服を溶かすスライムだと!?
「部長! 俺このスライムを使い魔とします!!」
「あらあら! そこはいけませんわ」
うぉーー! コイツこそ、まさに俺が探していた逸材!!
「あのねイッセー。使い魔は悪魔にとって重要なものなのよ? ちゃんと考えなさい」
部長の言葉に俺は暫く考え込むが・・・。
「考えました。やはり使い魔にします!」
しかし俺の決意を部長は聞かず、スライムを焼いていく。ウォアァァァァ! 俺の使い魔がぁぁぁぁ!
「あらあら。ゴメンなさいね」
Nooooooooo! 朱乃さんが雷でスライムを焼いていく! 俺の! 俺の使い魔ちゃんが昇天していくぅぅぅぅぅ! 小猫ちゃんもスライムを引きちぎったり、木場も剣で斬っていた。やめて! 俺のスライムちゃんをいじめないで!
俺はアーシアに残っているスライムを守ろうと抱きしめる。
「どきなさいイッセー。こんな生き物は焼いてしまうに限るわ」
今にもスライムを焼こうとする部長が無情にも言う。酷いぜ!
「嫌です! このスライムは、正しく俺と出会うためこの世に生を受けたに違いありません。これぞ正しく運命! もう他人じゃないんです!!」
この残ったスライムだけでも死守する! このスライムは大事な友達! 仲間なんです!
「あぁ、スラ太郎。我が相棒よ!」
「もう名前まで・・・」
「森の厄介者をここまで欲しがる悪魔なんて初めてだぜぃ。全く世界って広いぜぃ」
木場には若干呆れられ、ザトゥージさんは心底驚いた様子で言う。
「普段は良い子なのよ・・・でもあまりにも欲望に正直すぎる体質で」
悲哀に満ちた表情の部長が、かわいそうな子を見るような目で俺を見てくる。
そんな目で見ないでください! コイツを使って、俺は雄々しく羽ばたきます!
-バリバリバリバリッ!-
「ぬがぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
突然俺の体を雷が走りぬけた。・・・な、何が? 上を向くと、蒼雷龍が俺たちの近くを飛んでた。
「蒼雷龍の雷撃?」
「スラ太郎! テンメェ・・・」
「ガー
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