旧校舎のディアボロス
使い魔ゲットします!
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んで良いでしょうか?」
目の前の試合をハラハラしながら見てるアーシアが呟く。
え!? ゲットするきまんまんなの、あんな子!?
「アーシア、あのディーネちゃんはどう考えても俺たちの手に余る。あの子は諦めて別の使い魔にしよう! うん、それが良い!!」
「で、でも、ディーネちゃんはきっと孤独に生きていたに決まってます・・・。私には分かるんです」
「そうだとしても、あの子は一人で生きていける。ほら、どう見ても強敵を破壊できる肉体してるし、ディーネちゃんは諦めよう」
「おい! 今ディーネちゃんが筋肉バスター喰らったぞ! どうする?」
「テメェは黙ってろザトゥージィィィィィ!」
「はぁ・・・。分かったわ。とりあえず、他の場所に行きましょう。これでは埒があかないもの」
嘆息しながら部長が言う。
こうして俺たちはディーネちゃんを諦め、違う場所へ移動するのだった。
「でもあの子、清い目をしていました。きっと心の綺麗な女の子に違いありません」
「・・・あれを、女の子とか呼ばないで」
意気消沈している俺は力なく応える。
っていうかアーシア。あんなに離れてたのに清らかってのは分かるのね。
暫く歩いていると、ザトゥージさんが歩みを止めた。
「待て・・・見ろ」
指指すほうを見ると、巨木の枝でオオワシくらいの大きさの蒼いドラゴンが羽を休めていた。
「ドラゴン?」
「可愛いです!」
「蒼雷龍《スプライト・ドラゴン》。蒼い雷撃を使うドラゴンの子供だぜぃ」
「これはかなりの上位クラスですね」
「私も見るのは初めてだわ」
部長と木場が羨望の眼差しでドラゴンを見る。
「ゲットするなら今だぜぃ。成熟したらゲットは無理だからな」
「一誠君は赤龍帝の力を持ってますし、相性は良いんじゃないかしら?」
成る程・・・可愛い使い魔も良いけど、レアなドラゴンで十分! 蒼雷龍、君に決めた!
・・・と、決意を胸に秘めたときだった。
「キャッ!」
アーシアの悲鳴が上がる。何事かと振り返ってみると・・・ネバネバしたゲル状のものがアーシアを襲っていた!
「こ、これは!」
部長の驚愕した声! おおっ、部長にも降りかかっていた。
見れば女子全員が襲われていた。
「スライムか!・・・うあ!」
剣を抜いた木場にも襲い掛かった。スライム! ゲームでもお馴染みじゃないか!
まさか毒とか持っていないよな!? そんな危機的な予感が脳裏をかすめるが、次の瞬間、その考えは吹っ飛んだ。
「ふ、服が」
アーシアの言うとおり、スライムが制服を溶かしていた! 制服がとけ下着が露になる。
ぶっ! 吹き出る鼻血を手で押さえ、見続ける。
「な、
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