暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
旧校舎のディアボロス
使い魔ゲットします!
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ふざけんじゃねぇ!!

 「でも、アレは女性型だぜぇ」

 「最も、知りたくない事実でした」
その一言を聞いた瞬間、俺は崩れ落ち号泣した。
何故だ! あれが娘っこですかぁぁぁ!? こんな残酷な話があってもいいのか!?

 「イッセー、世界は常に動いているわ」
俺の肩に手を置き、部長が言う。 そんな変動はいらないっス!

 「でも清い目をしています。きっと心の清らかな女の子に違いありません」
・・・うん。アーシア、頼むからアレを女の子と呼ばないで。さっきから涙が止まらないんだ。

 「あ、もう一体現れました」
朱乃さんの声を聞き、次こそはと期待の眼差しを向けて・・・。

 「ヌンガァァーーーーー!」
同質の肉体した水色の漢《せいれい》がマッスルポーズで現れた。
・・・・・・・・・。

 「うぅ、うおおおおおおおん」

 「イ、イッセー君、そんな嗚咽を漏らすほどのことじゃないの?」

 「木場ぁぁぁぁ。俺はファンタジーに夢を見ていたんだ。幻想的な美を求めていたんだ。部長はショー綺麗だから、夢を持ってしまうじゃないか。なのにあれぇ。どうして俺は総合格闘技の登場シーンみたいなものを見なければいけないんだッ! ファンタジーなんて大嫌いだ!」

 「大丈夫。イッセー君の夢がかなうファンタジーもあるよ、きっと」
大号泣する俺の背を木場がさすって慰めてくれた。イケメンは嫌いだけど、ホントに良い奴だと思う。

 「お! 見ろ」
ザトゥージが指差す。見れば、厳ついウンディーネが互いに睨みあってた。激しい敵意が辺りを支配し、両者が闘気で歪んでいた。すると・・・。

-ドゴッ!! バキィッ!! ゴッ! バガァンッ!-
ぶっ太い相手の腕が相手の腹部を打ち抜き、あるいはアッパーカットで顎を打ち抜く。
神聖な雰囲気を出す湖から一転して、闘技場と化していた。
・・・何してんの、この子たちは?

 「縄張り争いだ。しかも、どちらも歴戦の猛者みたいだな」
顎に手をやりザトゥージさんが冷静に観察してうなずいている。

 「縄張り争いって・・・。もっと、ファンタジーな戦いをするんじゃないですか? 精霊魔法とかそう言うのないんですか?」

 「所詮、腕力が物を言う」

 「・・・部長、帰っていいスか? そろそろ泣きますよ?」
もう泣いているけど・・・帰りたい! マジで帰りたいよ! ゲットしたって魔法とか使ってくそうにない。癒しでもないもん!!

 「ハハハ! 見ろ、少年! 勝った方がキミの使い魔だ! ウンディーネの頂上決戦! 素敵なアドベンチャーだぜぃ!」

 「ハハハじゃねぇぇぇぇ! アドベンチャーうるっせぇよぉぉ! こんなアドベンチャー願い下げだ!」

 「な、名前はウンディーネのディーネちゃ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ