空の王者、聖地の真実を解く
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取らせて頂きたい。これでもスカイピアに住む皆様の安心の為です」
「え〜?困るぜそれは、それじゃナミが行っちゃ行けねぇ所から帰ってきちまう!」
そのルフィの言葉に隊長は瞳を光らせた、一体如何言う意図があるのかと。
「行っては行けない所、それはつまりアッパーヤードへ行ったと言う事ですがそのナミと言う方は」
「い、いえまだそれが決まった訳ではありません!しかし帰ってこないのでもしやと思い心配しているのです!!」
「……怪しいですね。もしも貴方方が禁断の聖地への侵入を企てていたのであれば、既に第2級犯罪者という事になりかねんませんが」
「だ、第2級!?ち、違います!私たちは唯ナミさんを探しに行きたかっただけです!その聖地という場所に足を踏み入れるつもりなどはなく、そこに行ったかもしれないと言う危惧があるからその場所とこの場所の間を探そうと言う事でして……!!」
何とかビビがこの場を脱しようと説得を試みる、王女と言う立場から多くの学問を修めておりその中には交渉なども含まれている。必死に自分たちの無実を証明する為の材料を組み立てつつ相手に機嫌を損ねる理性に訴えかけこちらの話を聞いて貰えるようにして行く。WB部隊の隊長はビビの言葉とその熱意、そして冷静な話の組み立て方とコニスやパガヤの証言も合わせていくと信じても良いという結論に至った。
「……良いでしょう。お嬢さん、貴方の言葉は信じても良いという結論に至りました。ですがそのナミという方がいらっしゃりましたら是非ラブリー通りにあるWB部隊への連絡所へ来て頂きたい。それで、宜しいですね」
「はい有難う御座います!」
「では、これにて!!」
『へそっ!!』
再び挨拶をすると今度は匍匐全身で元来た道を戻っていくWB部隊、法の番人と言うにはあまりにも奇抜で変態のような部隊だ。それでもなんとか事情を解ってくれただけでも十二分な収穫なのだが……今回はビビの話術と交渉術が非常に役に立っている。WB部隊が帰っていくのをみてビビは思わず大きな溜息を付きながら汗を拭った。
「流石ビビちゃん、王女様だ。見事な交渉だったぜ」
「は、ははっ……さ、流石に緊張しちゃいました……」
「いやよくやってくれたぜビビ!!これでいきなり犯罪者って事は逃れられた!」
ビビは周囲からよくやってくれたと褒められまくると顔を赤くしながらも嬉しそうに笑いながら酷く照れている、今までは何かとミスをしたりドジをしたりという印象があったがこれでかなりイメージが変わったのではないだろうか。そんな時にウェイバーに搭乗したナミが海岸にフルスピードで突っ込んできた。船体を曲げるようにして無理矢理スピードを殺すと皆に鬼気迫るような表情をしている。
「皆急いで船を出すわよ!!!急いで!!」
「ナミさん一体如何したんだ?遅
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