リアスの憂鬱?
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ろしくお願いします」
やはりそうか。何でそうなった・・・。
「下宿先の希望を聞いたら、あなたの家が良いって言うから」
「ちょっと待ってほしい。いくら何でも不味くないか? 同い年の男女が一つ屋根の下でいるのは・・・」
「そうですよ部長! 深が我慢出来ずに襲い掛かるかも知れないですよ!?」
「黙れ」
-ドゴッ!-
「ヌゴァッ!!」
俺のボディブローを受けて崩れ落ちる一誠。日常的に変態妄想が出来るお前と一緒にされるのは困る。
「あなたなら大丈夫でしょう」
何を根拠に・・・まあ決めたのなら仕方ないか。
「これからよろしく、アーシア」
「は、はい! 不束者ですがよろしくお願いします、トーヤさん!」
俺の応えにアーシアが笑顔を見せる。
時間が差し迫っていたため、急いでダンボールを家の中に運び終え、着替え学園へ向かう。
「アーシア・アルジェントと申します。なれないことも多いですが、よろしくお願いします」
「「「「「「オオーーーー!!」」」」」」
アーシアが俺と一誠のクラスに転入してきたことで、男子が歓喜の声をあげる。
「金髪美少女きたーー!!」
「バスト82 ウェスト50 ヒップ81! グッド!!」
特に松田と元浜の声が一番響く。
「私は今、紅城棟夜さんのお宅ににホームステイしています」
「「「「「「何!?」」」」」」
アーシアの発現にクラス中の男子から殺気の篭った視線が送られるが、すぐに諦めた様子で嘆息を一つ。
・・・まぁ、全員一回潰したからな。力量分かってるんだよね。
「「棟夜! ぶっ殺す!!」」
-バキッ!-
・・・訂正。バカ二人が突っ込んで来たから側面に蹴りを食らわし吹き飛ばす。
懲りないなコイツ等。
その間、アーシアは女子と楽しく会話をしていた。
夜。
「トーヤさん、この家がそうです」
「分かった」
俺は住宅街を自転車に乗って疾走している。後ろにはアーシアが座っていて、目的の家の前に止まると、ポストへチラシを投函した。
「完了です」
アーシアが乗るのを確認し、ペダルを漕ぎ出す。
あの家に投函したのは悪魔を呼び出す簡易アイテムだ。契約者となる人間の前に現れ、代価を貰う代わりに願いを叶える。
それを配るのが下僕悪魔の役目。一定期間これを配るのが慣わしとなっている。
俺は人間なので、関係がないのだが・・・。
「トーヤさん、チラシ配りのお手伝いをしてくださってありがとうございます」
「別にいいよ」
アーシアの言うとおり、チラシ配りの手伝いをしていた。・・・本来は一誠が手伝ってあげてるのだが、あいにく今日は依頼が入り込み、代わりに俺がやる
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