暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
リアスの憂鬱?
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
辺りを見渡す。

 「そろそろ来るころなんだけど」

 「え? 誰か来るんですか?」
一誠が疑問を口に出した瞬間、「すみませーん」と聞きなれた声が響いた。
声のした方へ振り向けば、小さなバケットを持ったアーシアだった。

 「トーヤさーん、イッセーさん、部長さーん! 遅れてしまって本当にアウゥ!!」
途中足が縺れ、前のめりにこける・・・前に俺が身体を支え倒れることはなかった。

 「大丈夫か?」

 「はい! ありがとうございます!」




 「お茶です」

 「あ、ああ。ありがとう」
水筒持参をアーシアからお茶を頂き、一息つく。あの後、腹筋と背筋こなして丁度いいくらいだ。
一誠は完全に脱力仕切っていて地面に突っ伏したが、今はイスに身体を預けるように座っている。

 「アーシア、どうしてここに?」
俺の質問に、頬を染める。

 「トーヤさんとイッセーさんが、毎朝トレーニングをしていると聞きまして、その・・・私も何かお力になれないかと思って。今日はお茶ぐらいしか用意できませんでしたが」
わざわざ早起きしてまで来たのか・・・偉いな。

 「うぅぅ。アーシア! 俺はアーシアの心意気に感動した! ああ、可愛い子にそんなこと言われる時が俺に訪れようとは!」
一誠は号泣しお茶を一気に飲み干し・・・。

 「! ゴホ、ゴホゴホ!!」

 「イッセーさん! 大丈夫ですか!!」
思いっきり咽ていた。いつも慌しいな、アイツは。
お茶を飲んで一息ついていると、リアスが何やら考え込んだ様子であさってを見ていた。

 「どうかしたのかリアス」
俺が声をかけても反応がなかった。

 「リアス! 大丈夫か」
もう一度声をかけると、我に返ったようでコホンと咳払いをした。

 「いえ、何でもないわ。それより丁度いいわね。今日にしようと思っていたから、このままトーヤの家へ行きましょう」
俺の家へ? 何しに行くんだ?

 「何故だ?」

 「もう荷物が届いているころだろうし」
皆が困惑するなか、言われたとおり俺の家に向かう。




家に着いた瞬間、俺は玄関前に積み置かれたダンボール箱を見て、俺は呆気に取られた。

 「・・・この荷物は?」
出るときには何もなかったのに、返ってきたら大量のダンボール・・・何だこれは?

 「私の私物です」

 「「え?」」
珍しく俺と一誠の声が重なった。何でアーシアの荷物が俺の玄関前に?

 「以外に多くなってしまって・・・」
いや、荷物の多い少ないは関係ない・・・が、ここまでくれば大体は予想がつくのだが。

 「アーシアの荷物って、部長!」

 「そうよ。今日からアーシアはトーヤの家に住むことになったの」

 「よ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ