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とある世界の物質破壊≪ディストラクション≫
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科学の街で都市伝説
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─この際、ハッキリさせてしまおう。

私はこの流れのまま、ある事を聞きたかった。

自分が、どこか心配だった事。

「私と湊の関係って……何?」

「………そうだな。」

湊は少し考えてからゆっくりと答えた。

「美琴が俺を『兄』と判断したら『兄』、美琴が『幼馴染み』と判断すれば『幼馴染み』かな。」

「そ、そう……。」

「でも。」

湊は真剣な顔になって呟いた。

「俺にとって美琴は『妹』であり、『1人の女の子』でもある大切な人だ。」

「っ!?」

──ほんと、さらっと恥ずかしいことを……。

美琴は目の前の少年から出た言葉に赤面し、顔を逸らした。

「ば、馬鹿じゃないの!」

「痛っ!?叩くなって!」

それから数日後、佐天さんに呼ばれた私達は都市伝説を聞かされた。

『脱ぎ女』という犯罪ギリギリの女性。

そして、その話の人物が─────。

「そう言えばこの前の車の人、いきなり服脱いでたな……。」

『え。』

湊の一言に、その場にいた私達4人は間抜けな声を上げた。
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