ガンダムW
1716話
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じゃないけど、それでも五飛はサリィに弱いよな。
ともあれ、全員が賛成したという事で……
「って訳で、スキューバダイビングの準備を頼む」
「はい、すぐに」
嬉しそうな笑みを浮かべ、サリィが去っていく。
まぁ、昨夜ああいう事態があったんだから、出来れば俺達を他の客と一緒にさせたいとは思わないよな。
下手にそんな真似をして、再びテロリストの……いや、財団派の残党に襲撃されたりしたら、色々と面白くない出来事になるだろうし。
そういう意味でも、やはりスキューバダイビングというのはいい選択肢なのだろう。
もし誰かが懲りずに襲ってきたとしても、その戦いに誰かを巻き込むような事はないのだから。
それこそ、周辺が血の海になっても何の問題もないというのはありがたい。
……そうなった場合、後始末をするのは連合軍の仕事になるのだろうが。
「さて、そんな訳で俺達も出掛ける準備だ。……一応武器の類も持っていくのを忘れないようにな」
手を叩きながらそう告げると、何故かデュオと……更には五飛までもが、俺の方を唖然とした表情で見ている。
「何だよ?」
「……いや、いつもならこういう時は凛が仕切るだろ? だから、何だかアクセルがこういうのを仕切っているのを見て、どこか違和感が……」
「あのな、一応シャドウミラーのトップは俺だって事を忘れてないか?」
「自分で一応って言う辺り、アクセルも自覚はあるんだな」
俺の言葉にデュオがそう返し、五飛までもが同意するように頷く。
まぁ、俺が実質的に組織の運営を凛に投げているというのは、間違いのない事実だ。
というか、だからこそシャドウミラーは今のようにある程度の規模を持つにいたったのだから。
もし俺だけでシャドウミラーとして行動している場合、間違いなくここまでの規模にはなっていなかっただろう。
連合軍から貰う報酬に関しても、恐らく……いや、ほぼ間違いなくこれまでシャドウミラーが受け取ってきた物より少なかっただろうし。
ただ、もしそうなっても実際に俺が困る事はなかっただろう。
それこそ、デルマイユの財産の消耗が今よりももっと早くなるくらいだし。
「とにかく、馬鹿話はそれくらいにして準備してこい。スキューバダイビングなんて、やる機会は滅多にないぞ」
実際にはそれを趣味にしている人がいるくらいなんだから、そこまで言う程ではないのだろう。
だが、実際にそれを趣味にするとすれば、各種機器を揃えるのに相応の費用が掛かる。
……ガンダムのパイロットとして給料を受け取るのならともかく、普通の人間なら挑戦するのに少し手間取ったりするのも分からないではない。
「へいへい。ま、実際ガンダムで海に潜った事はあるけど、その時に戦闘で周囲をゆっくりと見て回る
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