ガンダムW
1716話
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恐らく今回の一件では、財団派の残党の背後には何者かがいる筈だ。
ただの残党に、連合軍のスパイを動かすなんて真似はそう簡単には出来ないだろう。
つまり、それが出来る者が背後にいた訳で……そうなると一番怪しいのは、当然のようにデルマイユといったところか。
ロームフェラ財団にとって、シャドウミラーという存在はそれこそ疫病神と呼ぶのに相応しい存在なのだから。
既に自分達の負けが決まっていても……いや、決まっているからこそ俺達が存在している事が許せない。
ましてや、俺達はこうして海辺でリゾートと洒落込んでいるのだ。
今回の件を企んだ可能性が高いデルマイユにとって、とてもではないが許容は出来ない筈だ。
オペレーション・デイブレイクが上手くいってれば、向こうはほぼ確実に地球を支配出来ていた筈なのだから。
実際、原作ではそうなっていたし。
「あ、じゃあさ。スキューバダイビングなんてどう? この辺では結構綺麗だって有名なところがあるんだけど」
「スキューバねぇ……ま、俺はいいけど?」
少しだけ興味深そうにしているのは、デュオ。
まぁ、コロニー育ちならスキューバなんて体験した事はないだろうし。
ああ、でも序盤だけでも原作通りに進んだのなら、ウイングガンダムを海底で拾ったのはデュオって事になるな。
それは一応スキューバと……そんな気楽に風景を楽しめるなんて事はないか。
実際、キャンサーとの戦闘になっていた筈だし。
「デュオは賛成か、綾子と五飛は? 俺は正直どっちでもいいから、お前達が行くならいいけど」
そもそもの話、俺の場合は生身の状態で宇宙に出ても全く問題のない身体をしている。
その気になれば、それこそ生身で深海に潜る事も全く可能なのだ。
暗視が出来る関係上、深海数千mとかでも普通に物を見る事も出来るし。
そう考えれば、俺がスキューバダイビングをする意味って、正直なんなんだろうな。
それでも折角だし、綾子達がやるのなら付き合わせて貰おう。
「あたしはいいよ。スキューバは初めてだけど、ちょっと興味あったし」
……まぁ、この世界に来る前は凛と共に魔術師とその護衛として活動していたんだ。
遊んでるような暇なんて殆どなかったのだろう。
ましてや、凛が一緒だと……うん、スキューバをやれば色々と酷い目に遭いそうな気がしないでもない。
今の凛はピースミリオンの艦長をやってるけど、それだって実際には味方に指示を出しているのであって、艦の操作はブリッジの面々がやってるんだし。
「俺は……いや、構わん。たまにはゆっくりとしないしな」
何かを言いそうになった五飛だったが、サリィにじっと見られているのに気が付いたのか、大人しく了承する。
原作を考えれば意外って訳
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