第3章
2節―”神殺し”を追い求めて―
守る先にあるものは
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る。
「多分、時間かかる、けど」
「強引に行けるか?」
「――――うん」
この世界はRPGではない。
目の前にいる敵を倒した所で、きっと開かれるという問題でもないはずだ。
「俺達が道を開いて時間を稼ぐ。その間にその結界を開いてくれ」
倒せればそれで良い。
だが、それは無理だとソウヤと深春は思う。
”魔法使用不能”と”身体強化無効”。
それがソウヤと深春を弱める。
幸い、『結界術』などの魔法に入らない能力は打ち消されていないのが幸いか。
―スキル使用不能よりかはマシ…か。
ソウヤは”あの男”がケラケラと笑う姿を思い浮かべ、苛つきが芽生える。
―確実に遊んでやがるな、あの野郎。
「…やるぞ、暁月」
「おっけでござる、ソウヤ殿」
それぞれに得物を構えたソウヤと深春は、目の前の金属の塊に対して走りだした。
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