第3章
1節―最果ての宮―
近衛剣
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白銀に光る剣全体の色は変わらないが、風圧を余計に強めてしまう翼の形をした鍔はなくなっている。
風圧を出来るだけ無くすように先が刃のように鋭く尖っており、無駄な装飾がなくなっていた。
ただ、その剣が普通と違うことを示すものはなく、将軍剣まで感じていた威圧感はすっかり鳴りを潜めている。
将軍が掲げるようなその場にあるだけで士気が上がるような剣でない。
ただただ、王や姫が襲われた時に矛となる無骨な剣。
それがこの世界でもたった10本存在を確認されたという将軍剣とは違い、たった4本しか存在を確認されなかったその剣は今、ソウヤの手の中に収まっていた。
「…さぁ、休憩して全快したら行くぞ」
「わかった…」
ソウヤはその剣を大事にその鞘に収納すると、アイテムインベントリに入れて横になり身体を休める。
ルビもそれに合わせて横になった。
現在、ソウヤが居るのは90層。
目標である100層まで、あと10層だった。
しかし、そこでソウヤとルビは壁に直面していた。
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