暁 〜小説投稿サイト〜
グランドソード〜巨剣使いの青年〜
第2章
1節―旅の中で―
非日常という名の日常は…
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の背中に攻撃を加える。
 そしてトドメとしてソウヤとエレンは剣に高密度の風を纏わせて呟いた。

「「『ウィング・ステイク!!』」」

 2振りの剣を纏った風の両刃の剣が人魚を容赦なく首を裂き、そして人魚を絶命へ導いた。
 グラリ…と人魚の身体が大きく揺れてその身体が落ちようと傾く。

「っとあぶないあぶない」

 その瞬間、ソウヤはメインスキルを『戦士』に変更させて身体の力が溢れあがったのを確認しながら人魚の身体を受け止める。
 そして、それを船員の見えないところでアイテムストレージに収納すると、人魚の2振りの刀がストレージ内に現れた。

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人魚の巨刀 質…普通 必要腕力…25
攻撃力+440 防御力+60 素早さ-5 魔法力+100
固定スキル…水属性付加 刀スキル
武器スキル…攻撃力+60 魔法力+20
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人魚の巨刀 質…良質 必要腕力…25
攻撃力+450 防御力+70 素早さ-5 魔法力+100
固定スキル…水属性付加 刀スキル
武器スキル…水攻撃無効 MP吸収 空き 空き 空き
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 ソウヤをそれを見て「ほぅ…?」とつぶやいてそれをじっと見つめる。
 ソウヤがとくに目を引かれたのは刀スキルという固定スキル―その武具に初めから付加されているスキル―だった。
 ストレージから人魚の巨刀を2振り取り出すと、それと同時に『空間魔法』で普通サイズの刀に変化させる。
 そしてその刀をストレージに放り込むとソウヤは船の甲板の上に飛び上がった。

「おぉ!大丈夫でしたか!?」
「あぁ、問題ない。ただ少々さきほどの戦闘でHPとMPを消費してしまったのでな。休ませてくれるか?」

 ソウヤはあくまで普通を演じようとあまり疲れていないのだが船長にそう告げる。
 船長はうまくだませたようで「それはすみませんでした、ではこちらへ…」と言われてエレンとルリとソウヤは各自の部屋に戻った。
 ソウヤは部屋に戻るとすぐさま2振りの刀を取り出して『合成』の準備
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