第1章
4節―茨の旅の決意―
ギルド長の話と装備
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うな多さを店長の前にどさりと置く。
店長はそれをみてソウヤを見たり部品を見たりして、驚愕に顔を歪めている。
「これで極上の武器を作ってくれ、代金は弾む。あとは鋼製の長剣3本と短剣一本。最後は鋼製のピックを20本ほど制作してくれ。代金は前払いで良いか?」
「あ…あぁ」
店長はあまりのすごさに絶句しかしなくなっていた。
ソウヤはそれに対して苦笑しながらも『金結晶』に現実化したお金をある程度注ぎ込んで、皮袋から取り出す。
「代金は10万Rほどで良いか?」
「1…10万R!?い、良いのか…そんな大金…?」
「あぁ。だがその中に俺のことをばらさない口止め料と腕がよかったらこれからも使わせてもらう迷惑料も入っている」
「…よし、あんたに喜んでもらえるような最高の武器を作ってやる。まってな。俺の名前はルグドだ」
「俺はソウヤだ。この連れがルリ。腕がよかったらこれからもよろしく頼む」
それだけ言って、ソウヤとルリは外に出て『窮龍亭』に向かうと、ルリが話しかけてきた。
「良いんですか?これだけやってもらっちゃって…?」
「ん?ああ。これの半分は2週間の間の恩返し。あとの半分は足手まといになって貰いたくないからな」
「はい、全力で頑張ります…!」
ソウヤは心意気万全のルリに苦笑して、帰路についていた…。
「重りはできたか…?」
「ソウヤか。あぁ、重りと短剣は出来だぞ。どちらも最高傑作だ、ほれ」
ソウヤはルグドから装備を貰うと、どんな感じか見てみることにして、心の中で『武器ステータス表示』と唱える。
すると、短剣だけのステータスが出てきた…重りは装備として認定されていないようだった。
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鋼の短剣 質…最高質 必要腕力…2
攻撃力+70 防御力+30 素早さ+50 魔力±0
武器スキル…素早さ+60 リーチ+10cm 空き
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これはすごい…とソウヤは心の中で感嘆の声をあげる。
「最高質で武器スキルが3つ…か。すごいな、これは」
「ソウヤは武器の能力が見えるスキルが使えるのか?」
「あぁ。『下段鋼魔法』が上級ほどな」
「ほう…!すごいな。冒険者でそれだけあげられるとは」
「まぁ…な」
ソウヤはこの最高質であと少しで固有名が付きそうな短剣を後ろに居るルリに渡す。
「い、いいんですか?」
「良いも何もこの短剣はお前の
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