暁 〜小説投稿サイト〜
グランドソード〜巨剣使いの青年〜
第1章
2節―狂炎と静炎の円舞―
人里へ
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
瞬死の森”の主であった巨大ザルを倒せたのは結果論だが良かったといえる。

 ―倒せて良かった…。

 そう安堵するソウヤに、王は小さく笑い大きな手のひらを叩いて、音を出した。

「ある意味、この大陸の危機をたった一人で救ってくれたソウヤ殿に感謝の意として、しばらくの間食客として呼びたい。皆の者、よろしいかの!」

 その王の言葉に異を発する者は誰もいない。
 誰もが「仕方ないなぁ」と、呆れながらも笑顔でソウヤを拍手で向かい入れる。

「ソウヤ殿も、それでどうか?」
「…えぇ、お願いします」

 この国の優しさに触れたソウヤは、そう言って微笑んだ。




 その日、ソウヤは“異世界人”でさえ攻略のできなかった”瞬死の森”を踏破した者として、“二つ名”を得る。

 『均等破壊(バランスブレイカー)』。
 それが世界に18人しかいなかった二つ名持ちの、新たな二つ名だった。

 なお、これを聞いてソウヤが頬を痙攣させライトが肩で笑っていたのは別の話。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ