第1章
2節―狂炎と静炎の円舞―
人里へ
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瞬死の森”の主であった巨大ザルを倒せたのは結果論だが良かったといえる。
―倒せて良かった…。
そう安堵するソウヤに、王は小さく笑い大きな手のひらを叩いて、音を出した。
「ある意味、この大陸の危機をたった一人で救ってくれたソウヤ殿に感謝の意として、しばらくの間食客として呼びたい。皆の者、よろしいかの!」
その王の言葉に異を発する者は誰もいない。
誰もが「仕方ないなぁ」と、呆れながらも笑顔でソウヤを拍手で向かい入れる。
「ソウヤ殿も、それでどうか?」
「…えぇ、お願いします」
この国の優しさに触れたソウヤは、そう言って微笑んだ。
その日、ソウヤは“異世界人”でさえ攻略のできなかった”瞬死の森”を踏破した者として、“二つ名”を得る。
『均等破壊』。
それが世界に18人しかいなかった二つ名持ちの、新たな二つ名だった。
なお、これを聞いてソウヤが頬を痙攣させライトが肩で笑っていたのは別の話。
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