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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
60.空にそびえる鉄の城。でも、ロボットではありません。ロケットなパンチもありません。
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お子さんの前で恥ずかしいのか、
「ちょ…スノウ…離れて歩いてくれない!?動きづらい…」
だって。
も〜テレちゃってぇ〜!カワイイー!!
「よりによって人間だけのパーティー構成の時に…」
って、ぶつぶつ囁いてたの!
恥ずかしがり屋のリュー君!ちょーかわいー!!


いま、塔の地下の広大なダンジョンを彷徨っているの。
とてつもなく邪悪な気配が充満するダンジョン…
リュー君を見ると、さっきまでは優しい笑顔だったのに今は緊張した面持ちになっている。
でも、真顔のリュー君もステキ!

「お父さん…凄くイヤな気配がするよ…奥に…強い敵が居る!」
ティミー君が泣き言を言っている。
「うん、そうだね。お父さんはこの気配を…この敵を知っている!かなり強い敵だ!(クスッ)…でもティミーは伝説の勇者様なんだから、何時でも余裕ぶってないとダメだよ」
リュー君が優しくティミー君を諭す。
………カッコイイ………
私…邪魔しない様に少し離れてよ…


「ほ〜っほっほっほ。まさか、これ程までに邪魔な存在になるとは思いませんでしたよ…リュカ!」
私達の前に、紫色のローブを纏った気色の悪い奴が現れた…この場に居るだけで気分が悪くなる!
「ゲマ!!!」
リュー君はコイツを知っている!
普段見せた事のない形相で睨んでいる!

怖い…こんな怖いリュー君もいるんだ…
「やはり…あの時、お父上と一緒に殺しておけば良かったですねぇ〜」
「な!!コイツが旦那様を…パパス様を!」
サンチョちゃんが怒りに震えてる…
「それとも、デモンズタワーで、夫婦揃って殺しておくべきでしたか…」
「コイツが僕達のお母さんを!」
「許せない!!」
ティミー君とポピーちゃんが身構える。

「まぁ…いいでしょう…過去の失敗は、今是正すれば!」
「(クスッ)…出来もしない事を言うな、ボケナスが!」
こんな禍々しく強烈な邪気を発する相手に、怯んだ様子もなく貶すリュー君…
凄いし、格好いい!

「ほ〜っほっほっほ…言ってくれますねぇ、リュカ!!さぁゴンズ!やってしまいなさい!」
紫の奴の後ろから、ブタとカバを混ぜて不細工にした様な奴が現れた。
「げ〜はっはっは!俺様がお前らをミンチに…し…ぐ………」
しかしゴンズと呼ばれた化け物は、馬鹿笑いしながら喋っている最中に、首が切断され頭が落下する…自分の首が切り落とされた事に気付かなかった様だ。
いや…ゴンズだけではない!
私達皆、リュー君が何時斬りつけたのか分からないでいる。

そして、そのリュー君は既にゲマ向けて凄まじい剣撃を叩きつけている。
洞窟内の壁や天井を使い、非常識な角度から非常識な連撃を浴びせている。
私達が援護をする隙がない。
リュー君の怒りに任せた激しい攻撃が、ゲマを追いつ
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