暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1715話
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で、ちょっと外したいのですが……」

 サリィが俺にそう告げてくる。
 先程の軍人の目配せは、そういう意味だったのだろう。

「ああ、それは別に構わない。向こうの情報はこっちにとっても大事だしな。出来るだけ詳しい話を聞いてきてくれ」
「出来るかどうかは分かりませんが、精一杯頑張らせて貰います」

 少しだけ疲れた笑みを見せたサリィは、そのまま部屋を出る。
 ……何だろうな。サリィにはああいう疲れた笑みがよく似合う。
 一瞬、かなりの色気を感じた。

「……アクセル、何か妙なことを考えてない?」
「いやいや、まさか。とんでもない」

 綾子の言葉に、俺は内心の思いを殺して首を横に振る。
 まさか、俺の内心を読んだのか?
 普通ならまず有り得ない事なんだが、半サーヴァントの綾子の場合、スキルとかで普通に可能になったりしそうなのが怖いな。

「それより、部屋を少し片付けるか。もう少し遅ければ、部屋の片付けは明日に回しても良かったんだが……」

 幸か不幸か、今の時刻はまだ午後10時くらいだ。
 この程度の時間であれば、特に問題なく部屋の整理をするくらいは出来る。
 もっとも、部屋の中はそんなに散らかっている訳ではない。
 突入してきたテロリスト達は、銃の1発も撃つことが出来ないまま、取り押さえられたしな。

「へいへい。まぁ、たまにはそんなことも悪くないさ」

 デュオが面倒臭そうに告げて片付けを始め、それに続くように五飛が……そして綾子、俺といった具合に片付けを始めるのだった。
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