ガンダムW
1715話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
で、ちょっと外したいのですが……」
サリィが俺にそう告げてくる。
先程の軍人の目配せは、そういう意味だったのだろう。
「ああ、それは別に構わない。向こうの情報はこっちにとっても大事だしな。出来るだけ詳しい話を聞いてきてくれ」
「出来るかどうかは分かりませんが、精一杯頑張らせて貰います」
少しだけ疲れた笑みを見せたサリィは、そのまま部屋を出る。
……何だろうな。サリィにはああいう疲れた笑みがよく似合う。
一瞬、かなりの色気を感じた。
「……アクセル、何か妙なことを考えてない?」
「いやいや、まさか。とんでもない」
綾子の言葉に、俺は内心の思いを殺して首を横に振る。
まさか、俺の内心を読んだのか?
普通ならまず有り得ない事なんだが、半サーヴァントの綾子の場合、スキルとかで普通に可能になったりしそうなのが怖いな。
「それより、部屋を少し片付けるか。もう少し遅ければ、部屋の片付けは明日に回しても良かったんだが……」
幸か不幸か、今の時刻はまだ午後10時くらいだ。
この程度の時間であれば、特に問題なく部屋の整理をするくらいは出来る。
もっとも、部屋の中はそんなに散らかっている訳ではない。
突入してきたテロリスト達は、銃の1発も撃つことが出来ないまま、取り押さえられたしな。
「へいへい。まぁ、たまにはそんなことも悪くないさ」
デュオが面倒臭そうに告げて片付けを始め、それに続くように五飛が……そして綾子、俺といった具合に片付けを始めるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ