暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1715話
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ストの武器を奪ったデュオの言葉だったが、正直なところこの程度の腕じゃな。
 いや、勿論連合軍の兵士に比べれば技量は上だ。
 だが、それでもシャドウミラーを相手にどうにか出来るような存在であるとは、到底思えなかった。

「にしても、こいつら何をしにやってきたんだろうな」

 一応、何か手掛かりになる物でもないかと考えて意識を失っているテロリスト達の懐を探ってみるが、さすがにそんな馬鹿な真似はしなかったらしい。
 身分証とかそういうのでもあれば……いや、この場合だと身分証の類があってもそれが偽物だという可能性があるのか。
 そこから何らかの手掛かりを得ようとしても、寧ろ偽情報に踊らされるだけとなってしまう。
 そう考えると、やはりこのテロリストがどこの連中なのかという調査は連合軍に任せた方がいいのかもしれないな。
 ……ただでさえ、連合軍が所有するこの施設にテロリストを侵入させるという大きなミスをしてるのだ。
 であれば、当然のように連合軍も失態を少しでも挽回しようと一生懸命動くだろう。

「……すいません」

 申し訳なさそうにしているのは、サリィ。
 連合軍から派遣されてここにいるのだから、やはり現在の状況に色々と思うところがあるのだろう。
 もしかしてサリィを派遣したのは、その辺りも考慮してだったりするのか?
 だとしたら、何気に連合軍も侮れないな。

「まぁ、この失態は連合軍の方で挽回出来るように祈ってるよ。……それより、問題はこのテロリスト達が真っ直ぐ俺達の部屋までやって来た事だよな」

 俺達が泊まっている部屋は、ノベンタが用意してくれただけあって相当に豪華な部屋だ。
 ファミリー向け……なのか?
 大きなリビングやらキッチンやら風呂やら……その他諸々の施設があって、そこにそれぞれの個室……もしくは寝室が繋がっているといった感じだ。
 どちらかと言えば、一軒家を強引にホテルの部屋にしたって感じか。
 まぁ、元々こういう部屋はノベンタのようなお偉いさんが泊まる部屋だ。
 それだけに、緊張しないで寛げるようにとこういう作りになっているんだろう。
 こちらとしては、全員一緒の部屋なので今回のような場合には寧ろ助かったと言える。
 全員同じ部屋という扱いでも、寝室は別なのでプライバシーの類も守られてるし。
 ともあれ、それだけの部屋である以上、当然警備の類も厳しい。
 ましてや、入ろうと思ってもすぐに入ってこられるような場所にある訳でもない。
 だが、このテロリスト達は真っ直ぐこの部屋にやってきた。
 そう、一切の迷いも見せずに。
 それは、このテロリスト達の狙いが俺達であり、そしてここに泊まっているという事を承知の上での行動だった事を意味している。
 つまり、それはこの施設か、それとも連
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