外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第9話
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スに訊ねた。
「ルフィナさん、出番ですよ。」
「―――わかりました。」
そしてエイドスが背後へと振り向いて声をかけるとレグナートの背後からピンクブラウンの髪の騎士装束を纏った女性が現れた。
「君は……」
「え………あ、貴女は確か”影の国”の”紫苑の家”の地下に現れたリースさんの……!」
騎士装束の女性を見たカシウスとクローディア姫は驚きの表情をしたその時
「――――私の名はルフィナ。七耀教会封聖省”星杯騎士団”所属”正騎士”ルフィナ・アルジェント。以後、お見知りおきを。」
騎士装束の女性―――ルフィナは自己紹介をした。
「ルフィナ・アルジェント―――”千の腕”ですと!?」
「なっ!?と言う事は貴女がリース殿の……!」
「ちょ、ちょっと待ってください!ケビンさん達の話だとルフィナさんは数年前に亡くなっていますよね!?なのにどうして、今こうして生きてこの場に……」
「!まさか……貴女もアドルさん達同様、貴女が生きている時代からアドルさん達をこの時代に導いた”あの娘”の力によって導かれたの……!?」
ルフィナの名を知ったカラント大司教は信じられない表情で声を上げ、ユリア准佐は驚き、困惑の表情をしているアネラスの疑問を聞いてある事を察したシェラザードは真剣な表情でルフィナを見つめて問いかけた。
「―――そういう事です。ルフィナさんには正直な所、申し訳なく思っています。”歴史の流れ”を守る為とはいえ、エステルさん達と違って何の縁もない貴女まで私の事情に巻き込んだのですから……」
「御身が”星杯騎士”である私に対して罪悪感等を感じる必要は一切ございません。”星杯騎士・心得六箇条”の内容の内”その魂は空なる女神に血肉は七耀に捧げるべし。”と”三界の秩序と安寧を保つべし。 ”があります。ですから、私は ”星杯騎士”として当然の事をしたまで―――いえ、むしろとても光栄な事だと今でも思っております。御身が挑む”聖戦”に”守護騎士”でもない私如きが御身を助力する栄誉ある騎士の一人として選ばれたのですし、それに……………本来ならば叶える事ができなかった事――――成長したケビンやリースをこの目で見る事もできるのですから。」
シェラザードの推測に頷いた後申し訳なさそうな表情で見つめてきたエイドスにルフィナは静かな表情で答えた後優し気な微笑みを浮かべた。
「あ………………」
「…………………」
ルフィナの話を聞いたクローディア姫は辛そうな表情をし、カシウスは重々しい様子を纏って目を伏せて黙り込んでいた。
「それとこの場にはいませんが、今より遥か未来に生きるエステルさんのご息女であるサティア・ブライト・シルフィルさんもこの時代に
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