外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第9話
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こで出てくるとは……そうなると”D∴G教団”の”真の目的”は皮肉にも彼らが否定していた存在―――”空の女神”が人々に授けたと伝えられている”七の至宝(セプト=テリオン)”と同じ存在を作り出す事だったようですね………」
エイドスの説明を聞いたアリシア女王は目を見開き、カシウスは厳しい表情で声を上げ、エルナンは真剣な表情で呟いた。
「数年前に”D∴G教団”が起こした悪行についてもエステルさん達から聞いています。そして私が阻止しようとしているその一族の野望はこのゼムリア大陸どころか、ゼムリア大陸にとって異世界であるディル=リフィーナのあらゆる存在、現象を歪める双界の危機。」
「何ですと!?」
「ゼ、ゼムリア大陸どころか異世界にまで危機が訪れようとしているなんて………」
「………!まさかエステル達はその一族の野望を阻止する為にエイドス様と共に行動しているのですか……!?」
エイドスの説明を聞いたダヴィル大使は驚き、アルフィン皇女が不安そうな表情をしている中ある事に気づいたカシウスは驚きの表情でエイドスに問いかけた。
「フフ、今までの話で私がエステルさん達と一緒に行動している事を察するなんてエステルさん達のお話通りとても聡い方ですね。」
「なっ!?」
「!それじゃあエステルさん達は今御身と御一緒に行動を……!?」
エイドスの説明を聞いたユリア准佐は驚き、クローディア姫は信じられない表情でエイドスに訊ねた。
「ええ。ちなみにお母様達もそうですが、”影の国”で出会った私とお母様の”先祖”達もその一族の野望を阻止する為に私同様私をこの時代に連れてきてくれた存在によってそれぞれの時代から導かれ、私と共にこの時代にいますよ。」
「ハアッ!?って事はアドルさん達までこの時代にいるって事じゃない……!」
「それどころか”空の女神”の”先祖”って事はナユタ君達もいるという事ですからナユタ君と常に一緒のノイちゃんも当然この時代にいるって事ですよね♪」
エイドスの話を聞いてある人物達までこの時代にいる事を察したシェラザードは驚き、アネラスは嬉しそうな表情をした。
「フフ………それと”影の国”に関わった貴女達にとってはある意味縁がある方達もこの時代に導かれ、私の目的を果たす助力をしてくれています。」
「ふえ………?」
「アドル殿達以外で我々と縁がある人物……?」
「一体誰かしら……?ヴァイスさん達もこの時代にいるし、もう”影の国”関連の過去の人物達でアドルさん達以外であたし達と縁がある人なんていないわよね?」
「あの……その方は一体どなたなのでしょうか?」
”影の国”に関わったアネラス達がそれぞれエイドスの話を聞いて首を傾げている中クローディア姫はエイド
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