外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第8話
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〜空中庭園〜
「へ………」
「ふえっ!?」
「あ、貴女は……!」
「フィーナさん!?”影の国”からアドルさん達と一緒に自分の時代へと帰還した貴女が何故この場に……」
レグナートの背後から現れた女性に見覚えがあるシェラザードは呆けた声を出し、アネラスとユリア准佐は驚きの声を上げ、クローディア姫は信じられない表情で女性に問いかけた。
「フフ……シェラザード・ハーヴェイさん、アネラス・エルフィードさん、ユリア・シュバルツ大尉―――あ、今は”准佐”に昇格していたのでしたね。そしてクローディア・フォン・アウスレーゼ姫。”影の国”ではお母様――――フィーナ・クリスティンやお父様達がお世話になりました。」
驚いている様子のクローディア姫達に女性は微笑みながら答えた。
「フィーナさんが”お母様”って…………ええっ!?」
「う、嘘でしょう!?フィーナさん達の娘って事は貴女は……!」
「ま、まさかとは思いますが貴女―――いえ、御身は……!」
「御身が”空の女神”――――エイドス様なのですか……!?」
女性の話を聞いたアネラスは呆けた表情をしたが女性の正体を察するとすぐに驚きの声を上げ、シェラザードとクローディア姫、ユリア准佐は信じられない表情で女性を見つめていた。
「はい。―――初めまして。私の名はエイドス・クリスティン・ブライト。”冒険家”アドル・クリスティンと”自由の女神”フィーナの娘にして、ゼムリアの人々から”空の女神”と称えられている者です。」
そして女性―――”空の女神”エイドスは自己紹介をした。
「な―――――」
「ええっ!?」
「”空の女神”ですと!?」
「「………………」」
「………レグナート、本当に彼女が”空の女神”なのか?」
エイドスの自己紹介を聞いたカラント大司教は絶句し、アルフィン皇女とダヴィル大使は驚きの声を上げ、アリシア女王とエルナンは呆けた表情をし、カシウスは信じられない表情でレグナートに視線を向けて問いかけた。
(うむ。彼女が我等”眷属”の主にして、かつて混迷に満ちたゼムリア大陸を平和に導いた事から”空の女神”とお主の家名でもある”光”の名で称されるようになったゼムリアの”光”にして”英雄”の一人である人と神の間から生まれた”半神半人”――――”空の女神エイドス”だ。)
「!?先程のレグナート殿の話……御身が人と神の間から生まれた御方という話は本当なのですか!?」
カシウスの問いかけに答えたレグナートの説明を聞いて血相を変えたカラント大司教は信じられない表情でエイドスに問いかけた。
「ええ。私の詳しい生まれについては後で私を崇めてくれている貴方達七耀教会
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