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英雄伝説〜灰の軌跡〜
外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第8話
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公表した際戦争を仕掛けられ、多くの被害を受けた”被害者”であるリベール王国まで混乱に陥るという指摘があり、その事に対する対処法として可能ならばリベール王国の混乱を最小限に抑える為にリベールを含めたゼムリアの多くの人々が信仰している私自身―――”空の女神”がリベールの民達にリベール王家や政府を庇う声明を出すべきという提案があったので、その提案を受け入れました。リベール王国は完全に”被害者”ですから、私の要請によってリベール王国まで”ハーメルの惨劇”公表後の混乱に巻き込まれるのですから、その事に対する責任は取らせて頂きます。」

「確かにゼムリア大陸の多くの人々が信仰している”空の女神”御自身がリベール王家や政府を庇う声明を出せば、リベール王国の混乱は最小限に抑えられるでしょうね。」

「それは我が国にとって光栄で、ありがたい事なのですが………」

「…………エイドス様。御身の御慈悲は大変光栄で、心から感謝しております。ですがエレボニア帝国と友好を結んでいる国として、メンフィルとの戦争が終結し、そして内戦が終結したばかりのエレボニア帝国が再び大きな混乱に陥る事は望んでおりません。それに”ハーメルの惨劇”を起こしたのはエレボニア帝国だけでなく、”身喰らう蛇”の最高幹部も関わっていたとの事です。ですからどうかエレボニア帝国の事も大目に見て頂き、エレボニア帝国にも御身の御慈悲を分けてくださらないでしょうか……?」

エイドスの説明を聞いたエルナンは真剣な表情で推測を口にし、クローディア姫は複雑そうな表情でアルフィン皇女達を気にしながら答え、アリシア女王は静かな表情でエイドスに嘆願した。



「―――”ハーメルの惨劇”の真の黒幕についてもリウイ前皇帝より話には聞いています。ですから私もエレボニア帝国だけに非がある訳でない事は理解していますが……それでも、碌に調べる事もせずにリベール王国に侵攻する事を決めたエレボニア帝国の政府や皇家の方々に罪がないとは言わせませんよ?」

「それは…………」

「…………………」

エイドスの指摘を聞いたアリシア女王は複雑そうな表情で答えを濁し、アルフィン皇女は辛そうな表情で黙り込んでいた。

「混乱に陥ってもそれは今まで”ハーメルの惨劇”を隠蔽し続けて来たエレボニア帝国の自業自得です。その混乱を自分達の力で乗り越える事もリベールとハーメルの人々に対する”償い”にして私―――”空の女神”からの”天罰”の為、その嘆願には答えられません。」

「エイドス様。それはつまり御身を崇めている我等七耀教会もエレボニア帝国の混乱を乗り越える協力をしてはいけないという事でしょうか?」

エイドスの話を聞いてある事が気になったカラント大司教はエイドスに質問した。

「その件に関しては貴方達七耀教会の判
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