外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第8話
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に所属し、お母様達同様”影の国”事件に巻き込まれたケビン・グラハムとリース・アルジェントという方達もご存知ですから、その方達に聞いてください。」
「ケビン神父とシスターリースが…………―――!そ、それよりも御身は先程カシウス准将と同じ家名である”ブライト”を名乗りましたが、御身とカシウス准将は何か関係があるのでしょうか……!?」
自身の問いかけに肯定したエイドスの説明を聞いたカラント大司教は呆けた表情をしていたがある事に気づき、驚きの表情でエイドスに問いかけた。
「それを答える前にカシウス・ブライト准将に確認したい事があるのですが、よろしいですか?」
「……私で答えられる事でよろしければ何でもお答えさせて頂きます。」
突然エイドスに話をふられたカシウスは真剣な表情でエイドスを見つめて答えた。
「貴方やエステルさんの家名である”ブライト”性は貴方か、貴方の妻、どちらなのですか?」
「”ブライト”の家名は私ですが……それが何か?」
「――――――”影の国”で私やお母様達の経歴をある程度知る事ができたエステルさん達の話によるとエステルさんが私の子孫との事ですから、そちらのエステルさんの父親であり、先祖代々”ブライト”の名を受け継いで来たカシウス准将も私の子孫という事になりますね。」
「な―――――」
「何ですと!?」
「カ、カシウス准将閣下が”空の女神”の子孫だなんて……!」
「…………………」
エイドスの説明を聞いたアリシア女王は絶句し、ダヴィル大使とアルフィン皇女は驚きの声をあげえ、カラント大司教は驚きのあまり口をパクパクさせていた。
「…………やれやれ、まさかそんなとんでもない事実をエステル達が黙っていたとはな………レグナート、何故かつて邂逅した時に俺が彼女―――”空の女神”の子孫である事を教えてくれなかったんだ?まさか”盟約”とやらで”空の女神”の子孫について話す事も禁じられていたのか?」
一方少しの間石化したかのように固まっていたカシウスは我に返ると疲れた表情で溜息を吐いた後レグナートに問いかけた。
(フフッ、女神の子孫達は女神がその身に秘める”神”としての力を受け継ぐ事ができず、”普通の人として”生き、子を為し続けた為お前達から感じる女神の気配はあまりにも微かで我にもわからなかったのだ。女神にお前とお前の娘が女神の子孫である事を説明され、今こうしてお前に全神経を集中してお前から感じる微かな女神の気配を感じた事でようやくお前が女神の子孫である事を理解したのだ。)
「まさか”空の女神”に子孫が存在して、その子孫がカシウスさんとエステルさん―――”ブライト家”だったなんて………それよりもエイドス様の口ぶりからすると、エステルさん達と面識が
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