空の王者、住人から話を聞く
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…」
漸く立ち上がるレウスだが二人に対しての嫌悪感や怒り等は全くない、遊びだったのだからこの程度で怒る訳が無いという認識。但しサンジはあからさまな悪意と故意による行動だった為許さん。そんなことを思いながら立ち上がると不意に耳障りの良い音が聞こえてくる。
「んっ…ハープの音?」
「もしかしてまた敵!?」
「あっあそこに人がいます!」
指差す先にいたのは翼を生やしている女性が肩に狐のような動物を乗せながらハープを華麗に奏でている光景だった。優雅に美しくハープを奏でる光景と容姿も相まってまるで天使のような姿に見える、そしてその女性はこちらに笑いかけながらへそっと言葉を漏らした。
「へそっ?へそって何だ?」
「へそはへそだろ」
「挨拶、なのか?」
酷く独特な挨拶に戸惑いながら挨拶を済ませる一同。
「ようこそスカイピアのエンジェルビーチへ、私はコニス。こちらは雲狐のスーといいます。何かお困りでした力にならせて下さい」
「えっと私はナミ、さっき此処に来たんだけど知りたい事が一杯あるの!此処は私達にとって不思議な事だらけで……あっちゃんと入国の為の手続きはしたんだけどこの手帳でOKかしら?」
「えっとはい大丈夫です、改めてようこそスカイピアへ」
「おい、なんかこっちに来るぞ?」
「ああ、あれは父です」
ゾロが雲海の向こう側から何が迫ってくるのを見つけ警戒するがコニスはそれは父だと告げるとそこから父と言う男が挨拶をしてくる。がコニスの父であるパガヤが乗っているのは小船ほどのサイズだが自力で雲海の上を進んでいるのようにも見える、風を帆で受けるのではなく自ら推力を発生させて進んでいるように感じられる。その船はウェイバーというらしくそのままこちらへと迫って来るが止まらないのかそのまま浜に乗り上げ木に激突しそうになったのをレウスが間一髪で受け止め無理矢理停止させる。
「こ、これはすいません。お手数をおかけしてしまいまして、すいません……!」
「いえ、お気になさらず」
「父上魚は取れました?」
「ええ大漁です。そうだ、このお礼に皆さんこれから私たちの家でお食事は如何でしょうか?空の幸をご馳走いたします」
空の幸と言う言葉にルフィやサンジは興奮しながらぜひともお願いすると叫んでいる。空の食材を持ちいた料理というのはかなり興味深いのかサンジは特に興奮しているがナミはそんな中そっとウェイバーに近づきながら如何してこれが海の上を走っていたのかと聞く。
「まあ、貝 をご存知無いのですか?」
「貝……?なんだそりゃ。俺達は直接この空にやってきたから、そう言った知識は0なんだ」
「そうなんですかそれはすいません。では我が家へどうぞ、お食事にしながらご説明致しましょう」
その厚意に
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