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転生とらぶる
ガンダムW
1714話
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ルデに喜んで貰えるようにと思えば、それでいいでしょうね」
「……そう言われてもな」

 難しい表情を浮かべるデュオ。
 そんなデュオの様子を、綾子は楽しそうに眺めていた。
 いや、サリィもアドバイスをする振りをしながら、面白そうにしているな。
 何だかんだと、この2人も女だ。
 他人の色恋沙汰というのは、大好物なのだろう。

「うーん……なぁ、アクセル。何かないか?」
「いや、そこで俺に聞くのかよ。……そうだな、海のお土産ってことですぐに思いつくのは、魚介類の素材とかだけど……友人や家族に持っていくのはともかく、恋人に持っていくのはちょっとあわないよな」
「まぁ、そりゃあ……」

 そう言うデュオだが、干物とかをお土産に持っていったら面白い事になりそうな気がしないでもない。
 それでヒルデが嬉しがるかどうかはともかく……いや、嬉しがるかもしれないけど、恋人に貰って喜ぶようなお土産じゃないよな。
 干物を貰って、きゃー、嬉しい! ありがとう! とかなったら……それはそれで、ちょっと見たい気もするけど。

「もしどうしても干物の類を持っていきたいんなら、協力してもいいぞ? この海にだって魚とかは泳いでるんだろうし。それにちょっと沖まで行けば、それこそマグロとかもいる筈だ」
「マグロって……どこまで沖に行くつもりだよ」

 呆れの溜息を吐くデュオだったが、それでも馬鹿な事をと問答無用で却下しなかった辺り、俺達の持つ身体能力がどれくらいのものかを理解しているのだろう。
 まぁ、模擬戦でその辺りを散々見せつけられたんだから、それくらいは出来ても不思議ではない……と、そう思われても仕方がない。

「やる気になれば普通に出来るぞ。……ただ、マグロとかの大きな魚を獲ってきても、処理に困りそうだけど」

 基本的にマグロというのは、傷みやすい。
 江戸時代とかは、それが理由で雑魚という扱いにされ、捨てられていたのだから勿体ない話だ。
 まぁ、連合軍なら急速冷凍する設備くらいはあってもおかしくないが。
 空間倉庫を使えば、悪くなるのを気にする必要はないんだが……だが、まさかそんな事で俺の秘密を教える訳にもいかないだろう。

「い、いや……アクセルには悪いけど、魚介類を持っていくってのは止めておくよ」
「そうか? まぁ、その気になったら言ってくれ。いつでも手を貸すから」
「……何で自分でも薦めないって言ってた癖に、その気になってるんだよ」

 呆れたようにデュオが呟くが、そんなのは面白そうだからに決まってる。

「マグロの類をなしにするのなら……そうだな、以前どこかで星の砂を瓶に詰めてアクセサリにしているってのを見たことがあるな。それはどうだ?」
「……どこに星の砂なんてものがあるんだよ」

 デュオに
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