ガンダムW
1714話
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に相応しい。
冷たい為に、喉を通っていく感覚もまた楽しい。
この柚子蜜茶はお薦めのメニューって話だったが、それだけに納得出来る味だ。
日本円にして1杯1500円程もするらしが……まぁ、別に俺の金じゃないしいいか。
そもそも、俺は金に困ってる訳じゃないしな。
シャドウミラーの報酬としては、当然ガンダニュウム合金を始めとする素材を貰っている。
だが、それと同等にこの世界の金も貰っているのだ。
……他にも、デルマイユから盗んだ芸術品とかを売れば、そうそう金には困らないだろうし。
ああ、そうだな。久しぶりに地球に戻ってきたんだから、デルマイユの持っている別荘や別邸にまた忍び込んでみてもいいか。
ロームフェラ財団にとって、最大の戦力だったOZの財団派は滅んだ。
宇宙でもロームフェラ財団の勢力が駆逐された以上、これでもうロームフェラ財団の凋落は避けられないだろう。
そうなれば、どうなるのか。
デルマイユの性格を考えると、プライドの高さからそれを認められずにまだ強がった真似をする可能性は高い。
だが、同時に金目の物は隠そうとする可能性も高かった。
そうである以上、その手の代物が隠されるまでに動いた方がいいだろう。
「アクセル? どうしたの?」
「いや、ちょっとこれからのシャドウミラーについて考えてただけだ」
……デルマイユの屋敷を襲撃するのは、表向きには出来ないがシャドウミラーとしての行動であるのは、間違いない。
もっとも、それを人に言えるのかどうかは話が別だが。
綾子や宇宙にいる凛はその事を知ってるが、それ以外の面々は俺の混沌精霊としての能力は知らないしな。
綾子もそれに思い至ったのだろう。納得した様子は見せるものの、特にそれ以上口にすることはなかった。
「いやぁ、それにしても、まさかこんな風に寛げる時が来るとは、思ってもいなかったな」
砂浜の上に座りながら、照りつけるよう太陽を眺めつつ、デュオが呟く。
「出来れば、ヒルデも連れてきてやりたかったんだけどな。この話を聞いたら、きっとヒルデは羨ましがるだろうし」
「お土産でも持っていって、機嫌を取った方がいいわよ?」
サリィのアドバイスに、デュオは困ったように溜息を吐く。
「お土産って言ってもよ。何を持っていけばいいんだよ?」
そう呟くデュオの言葉も当然だろう。こうして見る限り、デュオが女心に詳しいとは、到底思えない。
いや、俺も言える程に女心に詳しいって訳でもないんだが。
けど、デュオの場合はヒルデとの仲も特に進展していないみたいだし。
その辺の詳しいところまでは分からないが、進展していてもキスくらいだろう。
「そうね。別にそこまで難しく考える必要はないんじゃない? デュオがヒ
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