二十話
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袁術軍は張勲の命令のもと正面から激突していった、それに受けてたつようにカーリアンの兵八千は寡兵を恐れずに先陣を切ってぶつかった
数では袁術軍が優勢だったが、死を恐れぬ合成兵の勢いに袁術軍は浮き出しだった
それを見ていた袁術は苛立っていた
「奴等は何をしておるか、あの程度の数を蹴散らせんとは。袁家の名に懸けさっさと始末するのじゃっ」
「でも、正面の相手はなかなか崩れそうに無いですね。ここは方向を変えて左右の陣形を倒していくとしましょう!」
「わかった、好きにせい…その間にわらわは蜂蜜でも舐めておるとしよう」
「あんまり食べすぎちゃ駄目ですよ、皆さん左右を狙いなさい〜!」
張勲の命令を聞き、袁術軍は二手に分かれ左右に向かっていった
それを好機と見たリウイとファーミシルスは、三千五百の数の中。味方を守らせていた盾を持たせた二千人を後ろに下がらせ、そして残りの兵にほぼ同時に号令した
「「全員、放てっ!」」
その次の瞬間、壮絶な爆発音が響き渡った
「なっ何だ今の音はっ」
「…もしかして、てっ天からの遣いのまやかしか!?」
突然の事に動揺する袁術軍をよそに、再び爆音が響いた
「なっ何じゃ。今の音は!?」
「わっわかりません…もしかして妖術でも仕掛けてきたんでしょうか?」
「もっ申し上げます。今の音で味方が次々と死んでいっております」
「なっ何じゃと!」
連続して鳴り続ける爆音に対して、袁術は取り乱し為すすべがなかった
「これ以上戦ったら全滅しちゃいますね、私も怪我したくないから帰ろっと」
張勲はこれ以上の戦闘は不可能と見て引き上げる事を袁術に進言した。袁術はそれを受け入れ袁術軍は撤退した
この戦いはリウイ側の損害は軽傷者四十三人、袁術側は死者は一万五千人弱、負傷者は二万三千人弱
リウイの圧倒的勝利で幕を閉じた
リウイ陣地
戦闘経過を馬上で見ていたリウイは開発した新兵器の性能に対して感想をもらした
「想像以上の効果だな魔道銃程の威力は無いが、連射と装填時間それに生産力はこちらの方が上ようだ、その上に予算も比較的安いしな」
「お兄ちゃん、今のってパイモンが考えたの?」
「ああそうだ。名前はスナイドルやスナイダーというらしい」
「これって先史文明期の武器に近い?」
「そうらしいな、これをメンフィルで使えるのかわからないがな」
「私たちの世界じゃそんなに使えないからなの?」
「それもあるが今後の開発次第では禁忌に触れる可能性があるかもしれないらしいからな」
「それって現神がいるからだよね」
「ああ、こればかりはしょうがない。ただでさえこちらは光の勢力にも警戒されている上、闇勢力からも敬遠されているからな」
「でも、お城や町で友達沢山出来たからエヴ
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