出会う風と乗り越える壁
出会う風と乗り越える壁B
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えっとねぇ〜」
舞風はここまでこの泊地を見てきて思ったことを素直に話した。話を聞き終わった初風はしばらく考えるように唸ると、ため息をついてから話し始めた
「まず、1つ目と2つ目の疑問の回答は同じね、ズバリそんな資金や資源がないから。ここは比較的小規模だしこれといった戦果も挙げていないから本当に運営していける最低限度の資金しか確保できないわ。でもまぁそれは私たちが気にしてどうなることじゃないから、解決するのを気長に待つしかないわね。で、3つ目。これは単純に艦娘が少ないからよ。多分あんたも含めて30人いないんじゃなかったかしら」
「え!?30!?」
「仕方ないのよ、さっきも言ったけど戦果を上げられない以上艦娘が派遣されることなんてないし、建造しようにも資材が無いしで八方ふさがりよ。確かあんたより前に誰かが入ったのは・・・・・・何年前だったかしら?」
「何年!?」
驚く舞風を見て、初風はクスリと笑う。初めて彼女が笑顔を見せた瞬間だった
「何年っていうのは流石に言い過ぎかもね。でも覚えてないくらい久しぶりなのよ、新人が来るのって」
以上よ、と初風は話を締めくくる。初風の話を聞いて分かったのはここが相当火の車であるということ、大した任務を行っていないということ、そして・・・・・・初風が案外おしゃべりだということだ。
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