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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第585話】
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いませんのでね」
「うふふ、そうですかぁ。 ……オーランド・カーン、さん? でしたわねぇ♪ 後、そちらの方々は確か……右からスコット・ドルティ、ジェームズ・ブライアー、劉蓋風、ダスティ・ショーン・ライアンJr.……ですわねぇ♪」
「「……!?」」
名乗ってすらいない四人の名前を当てられ、狼狽する四人――委員会会長のレイアート・シェフィールドならテレビのニュースにも取り上げられるが、一議員は不祥事を起こさなければ誰もわからないはずだった。
小さく笑みを浮かべた母さんを見た五人は――。
「ふん。 興が削がれた。 戻るぞ」
オーランドを筆頭に五人はその場を立ち去った。
「……あの人等、結局ヒルトに何の用だったんだ?」
「……うふふ、織斑君には永遠にわからない問題よぉ」
「ふーん」
母さんが答えると、一夏は返事をし、椅子から立ち上がって何処かへと行った。
「ヒルト、嫌な思い……したわよねぇ?」
「ん? ……まあもう慣れたかな」
「……そう?」
よしよしと俺の頭を撫でる母さん、普段なら恥ずかしいからと止めさせるのだがそんな気は起きなかった。
「うふふ。 ヒルト、お母さんそろそろ行くわねぇ」
「……あぁ」
短く返事をした俺、母さんはその場を後にした。
――と同時に、現場が慌ただしくなる。
次の競技の為に設営していた風船類等が一様に撤去されていき、上級生は何処からとってきたか知らないが、小型ドローンをあるだけ用意していた。
機数だけなら優に百を越えている――グラウンドに並べられたそれらが一様に空へと舞うと、学園中に散っていった。
「有坂、すまないが此方に来てくれないか?」
隣の来客席に居た織斑先生に呼ばれた、何事だろうと思い近くへ移動する。
来客席には織斑先生、楯無さん、それとIS委員会会長の三人が待っていた。
「初めまして有坂ヒルトくん。 IS委員会会長、レイアート・シェフィールドです」
差し出された手を、俺は握り返すとニコッと笑顔で応えてくれた。
鮮やかな金髪は腰まで伸びていて、瑞々しい唇――だが顔付きはやはり大人の女性だ、美人の分類に入るだろう。
「え、えぇ。 よろしくお願いします。 ……というか、何で呼ばれたんですか?」
握手はしたまま、呼んだ織斑先生に聞くと代わりに楯無さんが説明し始めた。
「ヒルトくん、今見てる通り、次の競技の設営してたけどそれは中止にしたの。 今回、委員会会長、レイアートさんがいらっしゃった理由は君にあるの」
「え?」
理由が俺に?
思わずレイアート会長を
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