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転生とらぶる
ガンダムW
1713話
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ろう。
 ……その結果が、今の俺の視線の先にある光景だった。
 正直なところ、この状況で俺が手を出す必要があるのかどうかと言えば、答えは否だ。
 そもそもの話、綾子は半サーヴァントでこの世界の人間は、それこそヒイロが100人いても勝てないじゃないかってくらいの強さを持つのだから。
 だが……ここで向こうに下手に恨まれれば、後々厄介な事にもなりかねない。
 それに、やっぱり恋人が絡まれている光景で幾ら大丈夫だからといって、それを黙って見ているというのは、男としてどうよって事になるだろうし。
 溜息を吐き、そのまま寝転がっていたビーチチェアから起き上がる。
 そうして騒ぎになっている方に近づいていくと、そこでは綾子とサリィが連合軍のMSパイロットと思しき相手を睨み付けていた。
 そんな光景が珍しいのか、周囲には野次馬まで出来上がりつつあるというおまけ付きで。
 なるほど、連合軍のMSパイロットの方はこの状況で引っ込みが付かなくなっているというのもあるのかもしれないな。
 皆に集中されている事もあり、ここで退けば自分が侮られると、そう思っても仕方がない。
 ただ……今回の場合は、明らかに相手が悪かったな。

「俺の恋人とその友人に、何か用か?」

 そう周囲に声が響くと同時に、その場にいた者達の視線全てが俺に集まる。
 その視線の中には当然のように綾子の視線も含まれており、俺が姿を現した事に少しだけ嬉しそうな様子を見せる。
 幾ら綾子の能力でこの程度の男はどうとでもなるとはいえ、やはり俺が助けに来る……というのは、綾子にとって嬉しい出来事なんだろう。
 何だかんだと、綾子も結構少女趣味というか……
 まぁ、実際にそれを口にすれば、俺に向かって攻撃が飛んでくるだろうから何も言わないが。

「ああっ!? 何だよテメエは! 関係ない男は引っ込んでろ!」

 男の1人が、俺を睨み付けながらそう言ってくる。
 MSのパイロット云々という話はともかく、喧嘩慣れしているというのは間違いないのだろう。
 俺の方を見ながら叫ぶその様子は、堂に入っていた。
 ……もっとも、だからといってそれで俺が怖じ気づいたりする筈もなかったが。
 そもそもの話、今まで俺が敵対してきた相手は神だったり、それに準ずるものだったり、シュウ・シラカワだったりだ。
 この程度の相手の凄みで、俺が驚く筈もない。
 ……まぁ、神とかとシュウを同列に上げているのは、正直どうかと思うが。

「関係ない? さっき俺が言った事を聞いてなかったのか? お前達が口説いている……いや、絡んでいるのは俺の恋人とその友人だと、そう言ったんだが?」
「ふざけんなこらぁっ! なら、この女の落とし前がお前につけるって事でいいんだな!」
「……はぁ、何でそうなるのやら。そ
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