=USJ襲撃編= F.T.P
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の生徒としても相応しくなれていない私に出された課題。
「きみ、雄英体育祭でトップを目指しなさい」
『――!!』
それは、あの同級生たちを、その同級生と同じくトップを目指す他のクラスの皆を、自力で打倒して一番上を目指せという事。言葉でいうのは簡単だが、それを聞いた瞬間、すごい重圧が全身を圧した気がした。
「きみは優しい。だが優しいことと競争しない事は別の事だ。高みを目指す人間はその僅かな気持ちの違いで勝敗を塗り替えてくる。だから君も、誰もが勝つ事を考える争いの中で、それを上回って自分が勝つ事を考え抜きなさい」
こうして、私は人生で初めての――後に付母神つくもの原点となる戦いへ、足を踏み入れた。
なお、その頃水落石はというと。
「発目っちー、この靴ローラーダッシュ的なの付けらんねーかな。やっぱ素の移動速度欲しいわ」
「ほうほう!いいじゃないですかローラーダッシュ!問題は噴射機構との付け合わせをどうするかですね!」
「外付け機構でよくね?邪魔になったら切り離して別の機能に早変わり!」
「うーん、ベイビーを使い捨てにするっていうのはちょっと躊躇われますね……どうせなら全部完成した機構にしたいですし」
「うーん。爪先の所にローラーつけて、踵の後ろにモーター付き車輪の後輪駆動ってどう?ダッシュ使う時だけ降ろすギミックで」
「成程!いやしかし、どうせなら前の車輪も回して4WDの方が!」
「足動かしにくくなりすぎると面倒だから前輪のモーターはほどほどにした方がいいな。ワイヤーの巻き取りモーターを改良してこんな感じで」
雄英体育祭が自分不利なのをいいことに、なんか仕込みをしていた。
「いいか、もし俺が脱落したら緑谷を利用するんだ。あいつチョロいしファンタジスタだし道具の使い道とかすげー思いつくタイプだから」
「へー!誰だか知りませんがミドリヤですね!メモしておきます!」
発目明と協力者になった!
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