0053話『とある艦娘と提督との噂』
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しかったから。
「いやー、とても面白かったわ」
黒潮が部屋でそんな事を宣いながら横になっていた時だった。
部屋の扉を誰かがノックしてきたので「どうぞー」と言って招き入れた。
だけど次の瞬間には怖気が走った。
扉が開かれてそこに立っていたのは笑顔を浮かべている神通さんだった。
だけど、その瞳は一切笑っていなかった…。
「うわぁ…」
「ぬいぃ…」
「黒潮さぁん…」
「あかん…」
私達のそれぞれの口に出た言葉がすべてを物語っていた。
「陽炎さん、不知火さん、黒潮さん、親潮さん…少し、そう少し話し合いを致しましょうか。
いえ、別に怒っていないんですよ? ただ、提督とのささやかな秘密をばらされて恥ずかしいだけです。ええ…」
神通さん、それを怒っているって言うんですよ…?
そう口を出す事も出来ずに私達はその後に鬼と化した神通さんにフルボッコ訓練を受けてその日は地獄を見たというだけ…。
ちなみに那珂ちゃんさんも悪気はなかったんだけどなにかしら罰を受けて、青葉さんに至っては次の日に死んでいるようだったという。
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