第28話<憲兵と陸軍>
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して大きい瞳をさらに見開く。
それから周りを見て言った。
「陸軍にバレたらマズいだろ」
「ぽ……」
夕立は、慌てて自分の口を手で塞いでいる。
「だから、そういう変な格好は止めろって! 余計に目立つだろう?」
まあ一応、可愛いんだが……この状況を、ぜんぜん悟ってないな、こいつめ。
取り敢えず私は落ち着いた声で質問した。
「寛代は大丈夫か?」
私の問い掛けに、やっと納得したように夕立は大きい瞳をしながら応える。
「うん、大丈夫っぽい」
「だから真面目な報告で『ぽい』は、やめろって。どっちか分からんだろ!」
……疲れる。
陸軍を警戒しながらも日向も苦笑していた。
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