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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
59.過去に犯した過ちは、いずれ未来で償う時がくる。大小違いがあるけどね。
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してア・ゲ・ル!」
「一緒に行きましょう!」
俺の暴れん坊将軍が勝手に指令を発した。

「リュカ!オイラも一緒に行って手伝ってやるよ!助けて貰った借りを返したいからな!」
え〜!
お前はいいよぉ〜…
「何でそんなにイヤそうな顔なんだよ!」
「ソンナコトナイヨ。イッショニガンバロウ」
まぁ…賑やかな方がいいだろ…
俺の危険度も減るし。

「リュカ…助かるわぁ〜その喧しい連中を引き取ってくれて」
ベラがホッとした様に笑顔を見せる。
しくぢりましたか?俺!?
「ベ、ベラも一緒に行こうよ。僕、ベラの事が好きなんだ!」
飼育係が必要かもしれん!
ベラに押し付けねば!
「私、アンタ達の事嫌いだからヤ!」
実も蓋も底も無い事を言われました。



<サンタローズ>
フレアSIDE

リュー君が桜の木へ吸い込まれる様に消えてから、随分と時間が経過した。
リュリュは疲れたらしく、部屋に戻って眠ってしまった。
私はリュー君が心配で部屋に戻れないでいる…

不意に桜の木が光だし、目前にリュー君が現れた!
「リュー君、お帰り!」
「ただいま。待っていてくれたんだ…ありがとう」
リュー君に抱き付こうとした時、
「なぁ〜に?この村ぁ…随分と荒れ果てているわねぇ〜」
リュー君の後ろから、露出度の無駄に高い女性が現れた。
随分と服装に合ってない、青紫のスカーフを巻いている。

「リュー君?そちらの方は?」
「あぁ…紹介するね。妖精の国からやって来た、スノウとザ…ザ…ザクロ…君?」
「ザイルだ!間違えんなよ!」
「あはははは、メンゴ!」
妖精の国!?
本当に行ってきたんだ…

「それでリュー君!ゴールドオーブは…」
「うん。この通りバッチリ!」
リュー君は懐からゴールドオーブを取り出した。
私には先程の宝玉と違いが分からないが、リュー君がバッチリと言っているのでバッチリなんだろう。

「リュリュは…もう、寝ちゃった?」
「うん…ごめんね…」
「いや…しょうがないよ。こんな時間だしね。寝顔だけでも見てきていいかな?」
「是非…お願い」
部屋に入っていくリュー君とザイル君。(何であの子まで?)
残ったスノウさんは、私の事を睨んでいる。

「アンタ、リュー君の何なの?」
…私っていったいリュー君の何?
「さぁ…近しい知人…ですかね…」
「ハン!私は、リュー君の愛人(予定)よ!アンタと違ってリュー君に付いて行くんだからね!」
先程の私とリュー君の会話から、何かを感じ取った様で私につっかっかってくる。
私程、濃密な時間は過ごして無いクセに!

「あら、愛人(妄想)さんですか。大変ですねぇ…リュー君、もてますからねぇ…」
「な、何よ!余裕カマして!」
「余裕なんて無いですよ
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