空の王者、空島に上陸する
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
苛めないでくれ……」
かなり渋い顔をしながらナミは90万ベリーをアマゾンへと渡す、アマゾンは受け取った金を入念にチェックし90万ベリー、90億エクストルであることを確認すると一冊の手帳のような物を手渡してきた。
「それに今名前を書きなさい、全員分をね。それが正式に入国した証明になる」
「解ったわ。ねえ、もしも払わずに入ってたらどうなるの?」
「……さあね。知ってどうなるんだい」
何処か言葉を濁すアマゾンを警戒しつつ再び船に乗り込んだナミ、それを確認したかのように船の下に巨大な影が映りこんだ。そして海のような雲から二本の巨大な鋏が姿を現すとがっしりと船体を両サイドからはさんだ。
「な、何これ!?ア、アマゾンさん何これ!!?」
「白海名物、特急エビ」
鋏の下には赤い甲殻をした巨大なエビが潜んでいた、ゾロは思わず刀を抜こうとしたがそれよりも早くエビは動き始め曲りくねっている歪な滝の流れを遡るかのように凄まじい速度で移動し始めた。激しく揺れ動きながら自然的とは思えぬ雲の道を進んでいく船にしがみ付く一同。
「チョッパー無事か?!」
「あ、ああああ!!!?助かった……」
「なあサンジ、あのエビってうめえのかな?」
「今んな事聞くな!!」
右へ左へと傾きながらどんどん上へと向かっていくエビ、だがそれも遂に終わりが訪れる。暗い周囲に降り注ぐかのように輝く光、エビもそこへ向かっていく。その途中で看板のような物が見つかった、そこにはこう書かれていた。『神の国 スカイピア』と、海も言わさず加速したエビはメリー号を打ち上げるかのように放り出し暗い空間から太陽の光が降り注ぐ上へと導く自分は下へと戻って行った。打ち上げられたメリー号は海面、と行っていいのか不明だが着水する。そしてルフィが大きな声を張り上げた。
「島だ!空島だぁぁぁぁっっ!!!!」
目の前に現れたのは雲のような大地で形成されている島、木々が茂り建造物と思われる物まである。ナミは一応記録指針を確認すると間違い無くこの島を示していた、間違い無い。ここが目的地であった空島、そしてルフィが海底に沈んだ船から手に入れた地図にあったスカイピアという島、本当に来れたのだ。
「冒険の臭いがプンプンするぞ!!行くぞ!!」
「ああおい待てってルフィ!?底が無いかもしれねえのに!!」
「大丈夫だ足付くぞ!しかもふかふかだぞ!!」
「あールフィウソップ俺も俺も〜!」
我先にと飛び降りたルフィ、ウソップそしてチョッパーは空島は自分たちでも触れるようなふかふかした雲で出来ている事に嬉しそうにしながらキラキラとしながら上陸していく。ゾロは少々怪訝そうな顔をしつつも試しに錨を降ろしてみると半ばまで沈むとそのまま突き刺さった。どうやら普通の雲ではなく自分たちが慣れている地
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ