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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第582話】
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としか考えられない。


「ふふっ。 我が黒ウサギ隊【シュヴァルツェ・ハーゼ】の服だ。 嬉しいだろう、シャルロット?」


 自信満々に答えるラウラだが、シャルは軍服のサイズが小さいことに気付いた。


「こ、これ……僕の胸、入らないかも……」


 その言葉に、ラウラは自身の胸の小ささを言われた様に感じた。

 それもそのはず、実はこの軍服はラウラの物だったりする。

 ラウラはスカートを穿かない、だから特別にスラックスタイプを発注している。

 故に余ったそれを今回用意したのだが――。


「シャルロット、お前はいい友だった。 ……だが流石に小さいと言われたら許さん」

「ええっ!?」

「許さんからな」


 とは言うものの、本気では怒ってないラウラ、言われたのがショックなのは事実だが。

 それはさておき、ラウラも紙を引く。


「姫騎士……? なんだそれは? 姫と騎士は別物だ」


 甲冑を取り出したラウラ、あろうことかその甲冑はビキニアーマーと呼ばれる肌面積ばかりが目立つえっちぃコスプレ衣装だった。

 取り出したラウラを見て、簪の眼鏡が怪しく光る。


「姫騎士、それは古来の戦女神と同じ存在。 現代であれば、織斑先生の様なブリュンヒルデを指す言葉」

「何!?」


 疑うことを知らないラウラ、簪の説明を聞き入っていた。


「凛々しく、たおやか、絶対可憐で無敵の存在」


 簪の言葉を聞き終えたラウラの瞳は輝きに満ちていた。


「そうか! それは私に相応しいな! よし、着るとしよう!」


 ご満悦のラウラを他所に、簪はニヤリとほくそ笑む。

 そして紙を引き、書いてある内容を見る。


「これ、シャルロットの?」


 そう言って取り出したのは猫パジャマだ、のほほんさんがパジャマにしてるのに似てる、着ぐるみパジャマという奴だろう。


「うん! ねこさん着ぐるみパジャマだよ!」


 ニコッと笑顔で告げるシャルに、簪は黒いオーラを纏っていた。


「……あざとい」

「え?」

「あざとい。 流石フランス、あざとい。 だって狙いすぎでしょう?」

「……??」


 ぶつぶつ文句を言う簪に、シャルは頭を傾げ、疑問符を浮かべるだけだった。


「後は私たちだけか。 ……これだ!」


 抽選箱に手を入れ、感覚で紙を引いた美冬。


「……海賊服?」

「あっ、美冬が引いたんだ!」


 美冬が引いたのは美春(正確に言うと有坂真理亜)が用意したミニスカ海賊服だ、それも真っ赤な。

 スカートはダブルフレア仕様、胸は大胆にも開くタイプで確かに可愛い
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