その後カイト
その後カイト6
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「血の繋がった兄がキモイです。正直、妹、引いてます」
りそなは完全に遊星から距離とる。
「女の子になりたいなあ。今すぐ女の子になれるなら、多少の辛いことでも我慢するんだけどなあ。努力するから女の子になれないかなあ」
遊星はあんじんするように言うが
「無理だろう」
カイトは平然に遊星に言ってツッコミ入れる。
「いや努力しても性別は……あ、いや、それほど女の子になって学校へ通いたいですか?」りそなが遊星に聞く。
「俺まああのクソオヤジ命令だからしょうがあねぇけどな」
カイト苦笑しつつ言う。
「うん。通ういたいよ」
遊星が心から覚悟ある返事した。
「そこまで覚悟があると言うなら、いっそのこと女の子になったらどうです?」
大蔵りそながおかしなことを言い出した。
カイト、無言のままそのふういんき流された。
「物は試しです貸してあげるから妹の服を着てみなさい」
「りそなの服?なに言って……もふっ」
りそなが遊星の言葉最後まで喋らさせなかった。
「妹、思うんですけが。あなたは声も変声期前みたいに高いし、身体もキモいくらい華奢です。肩も撫で肩、そのくせ変に尻が膨らんでいるという気味の悪い体型です」
りそなの発言に
「傷つくよ?」
遊星が確実に傷ついている。
「この場合は運が良かったと思うべきじゃないですか? そして何よろ、妹に似て整ったその美人顔!ばばん」
りそなは嬉しそうに言うが
「りそなに似たんじゃなくて、お父さんとお母さんに似たんだね」
遊星即ツッコミ入れた。
「妹、自分の発言にツッコミ入れられるの大嫌いです。頭にきました。もう下着ごと、中身まで着替えさせてくれるわ」
りそなは遊星ツッコミ入れられてちょっとイラときた。
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