第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change5:語る兵士〜A changing fate〜
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を見たシンはさっきの表情から一変優しい微笑みを浮かべながらギャスパーの頭をなでていた。
「すまないな。こんなくらい話をしてしまって。だがこれでお前がいい方向に変わってくれるなら、俺は満足だ」
案だけ心を閉ざしてギャスパーを部屋に出すなんて……。
さすがシンだな。
「みんなもすまないな、こんなくらい話をしてしまって。だがこれを言っとかないとイッセーとギャスパーの将来が危うくなる可能性があったからな」
「なんかわりぃな、全部お前に任せて…」
「別に、俺がやりたいからやったことだ。できれば俺みたいな”咎人”は増えていくのは嫌だからな」
そして、シンはそのまま立ち上がり帰ろうとする。
俺はシンとの付き合いはあまり長くはないが、学校ではよく話すしよく俺たちが変態行為に走った時に止めてくれる。
俺にとってはもう友人…いや親友に等しい存在だ…だけど―――。
シンについて俺は何も理解できてないんだ。
「さてと、俺は役目を終えた。あとはお前の心のしだいだ」
だけどまだ理解できなくていい。
いずれシンから自分を話してくれる時まで。
「そうだ、もしギャスパーの話し相手がイッセーなら『時間停止なんて女の子の下着が見放題な能力だぜ!!うらやましいぜ!!』なんていうかもな」
「ちょッ!?なんでわかったんだ!!」
「イッセーさん…そんなことを考えていたんですか?それな私のものを……」
「イッセーは相変わらずだのぅ。フフフッ」
「イッセー先輩もすごいですね!!僕も見習いたいと思いますぅ!!」
って!!せっかく人が真剣に悩んでいたのに!!
まあ、シンがこんなことを言えるなら大丈夫だろうな。
「くっ!!シンお前爆弾を投下してどうするんだよ!!今日こそお前を倒してやる!!」
「フッ、出来るものならやってみろ。イッセー」
こうして俺はばか騒ぎをしてそして四人で一緒に帰路についた。
―○●●●●○―
「さあ、こちらの準備は整った。あとはあの忌々しい偽りを倒すだけだわ」
カテレアは山奥の施設で準備を終えていた。
『どうやら決行の予定は決まったようですなカテレア殿』
「あらR殿どうしましたか?」
カテレアがいる一室に仮面を正体不明のRが入室していた。
『いやあの他の様子を見たかっただけですよ。アラクネの力を得たあなたの様子をね』
「そうなんですか?私はいたって大丈夫ですよ。このアラクネを得てからむしろ自分の力が上がり心地よいくらいです」
『それは良かった』
「まさかあの大きな力を持った鎧がこのような美しい装飾品に変わるとは、まさに真なる魔王の私にふさわしいも
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ