第五幕その十四
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「きっと実るよ」
「そこまでしてたらね」
「何かが得られるね」
「自分からそこまで動いていたら」
「やっぱり」
「神が授けて下さるよ」
神様の存在をここで言ったのでした。
「必ずね」
「神は自ら動くものを助けられる」
「そういうことね」
「つまりは」
「だからなのね」
「そう、神様は見ておられるからね」
だからこそというのです。
「そうなるよ」
「そうね、神様はおられるから」
「それ故にね」
「太田さんもスランプを抜け出られる」
「そうなるわね」
「必ずね、では僕は教会に行った時は」
先生もキリスト教徒なのでこのことは忘れていません、学園の中の教会に赴いて礼拝もちゃんとしています。
「太田さんのことを祈るよ」
「そうそう、それを忘れていたわ」
「神様へのお祈りをね」
「大切なことを忘れていたわね」
「どうにも」
「うん、太田君とは多分宗教は違うけれど」
それでもというのです。
「それは忘れてはいけないね」
「その通りだね」
「それはちゃんとしてね」
「忘れないでしないと」
「神様へのお祈りは」
「教会には時間があれば通っているけれど」
特に日曜日はです、そうしています。
「それでもね」
「太田さんのこともね」
「これからお祈りしましょう」
「皆で」
動物の皆も言います、そしてなのでした。
先生達は教会に行くことも決めました、太田さんのこともお願いする為に。
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